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演劇集団 東京直角街

同志

2020.03.17 12:03

楽曲制作をしている大学の同期の人と会って喋った。


創作活動をしていて、それを生業にしたいねというビジョンを掲げている人は僕の身近にそう多くはない。


生みの苦しみも共有できる。


だから貴重な存在である。


おやつを買って行って、食べつつ喋って、途中で夜ご飯を食べに行って、そこでまた喋って、そんなこんなで半日ずっと喋っていた。


同志でもあるし、才能をうらやましく思う相手でもあるし、普通にたまに変な言動をする面白い人でもある。




その人に、普段どんな曲を聴くのか尋ねたら、自分の作った曲が多いと答えた。


良いことだなと思った。



僕は、過去に生み出したお笑いや演劇の作品を全て見返せる自信はない。


稽古しているその時には言えないし言わないが、振り返って見ると、理想のところまでクオリティーを上げきる前に本番が来てしまって、その時の最善を尽くすという形でお客さんに見せることになった、という経験があるからだ。



本当は、脚本の状態でクオリティーの高いものができているところからスタートしたら良いのだが、稽古の中でダメな部分が見えて、リバイズしていくものでもある。


このリバイズにどれだけ楽しみを見出せるかが大事だなあと思う。


自分が一回書き上げたものを、一部壊したり、並べ替えたり、書き加えたりして、より面白くする作業。


本番の時間の何倍も何十倍もかけて稽古するのだから、その中で確固たる自信と愛着を持てるようにしたいものだ。



 「いままでに、いったいどれだけ 走ったか。残すはたった42キロ。」(高橋尚子)



これから始まる本番が数時間後には終わってしまうのが寂しいくらい、作品に愛しさを持って送り出せるかどうか。


作り終わった後でも自分の曲を聴きたくなるくらい、自分がその作品を好きか。


謙虚さは大切だけれど、「すいません、こんなもんです」と言いながら見せることのないようにしたい。




なんであの人が売れているのか分からないよね、というような話もした。


けれど、そういう人と自分の決定的な違いは、自分(の作品)を売り込んだかどうかなのだと思う。



だから、いずれ売り込むための脚本を今、書いている。


このブログも、人に自分の文章を見てもらうために続けている。


日々バラバラな内容で好き勝手書いているこのブログ。


根気強く読んでくれている皆さん、ありがとうございます。

写真は「同志は自転車の鍵をスペアキーをリングから外さずに使っているのでなくしたらもう終わり。」