命のカウントダウン
2020.03.17 06:20
年明けは自力で歩いていた元太ですが、1月2日の夜ぐらいから流動食を食べなくなり、下痢を繰り返し、まだ自力で水を飲んでいたけれど、水の入った器が元太の血でうっすら濁っていました。
元太の身体のどこかから出血していたのでしょうか?
あまりに様子がおかしいので緊急で病院の先生に連絡すると、翌日3日の朝一番に連れてきてくださいとのこと。
この時点では、短時間の点滴とお薬を飲ませてもらう予定でした。
が、いざ病院へ連れて行くと、先生は元太を見るなり一瞬言葉を失われたように見えました。
そして先生は「このままお家へ連れて帰っていつものようにご家族と一緒に過ごしてください」と言われました。
それがどういう意味なのかすぐに分かりました。
ワタシはそれでも元太がとても辛そうなので痛み止めの点滴をしてほしいとお願いしました。
が、先生は「点滴をするとなると入院しなければならないので、できればお家で元太君と一緒に過ごしてあげてほしいです。これから元太君は今まで過ごしてきた楽しかった日々を思い出しながら元太君自身で最期の時を決めるから、それまでずっと傍にいてあげて下さい」と。
そして先生は「でも痛いのは可哀想だから」と、痛みが少しでも和らぐように痛み止めのお薬を1錠元太に飲ませてくれました。
そしてこの日から元太の命のカウントダウンが始まったのです。