もしビスがなめてしまったら・・・ Vol.2 メンテナンス編
皆さん、こんにちは。
R&Dグループの古屋です。
毎週水曜日はRCカーの話題をお届けいたします。
さて、前回のメンテナンス中の困ったトラブルの『ビスがなめてしまい外せなくなってしまった場合の対処方法』を幾つか紹介させて頂きましたが、知人からこんな方法もあるよ!と教えてもらいまして、自分自身ができる対処の方法は“まだまだ色々あるなぁ”と痛感した次第です。
そんな訳で今日は知人から教えてもらった方法を、ブログを閲覧して頂いているみなさまへ紹介したいと思います!
まず、前回は少しハードな方法をいきなりご紹介してしまいましたが、知人からまずはネジザウルスでしょ~、工具箱に必ず入れてるよ~っと言われました。
確かに💦
と言う訳で早速ネジザウルスを買ってみました。ネジザウルスはビックリする位色んな種類がありますが、1/10スケールのRCカーは3mmネジが多いですよね。
そして2mmならミニッツにも使えるので、一番頻度の高そうな2~3.5mm用を買いました。
刃先はこんな感じです。なんと先端は閉じた時に両端が噛み合いますが、中央は穴が空いている形状です。
広げた時はこんな感じです。その先端は縦に溝が付いています。
本当にザウルスって感じの形状です。ネーミングにも感動します・・・
裏書の説明書にもタテ溝で咥えて回せると書かれています。
ネジが回しやすそうな形状です。これは期待が持てます・・・
早速使ってみましょう。。。
私の愛車のアウトローランページプロ。
写真でご覧いただいるように、オイルダンパーが取付けられているビスは平坦な場所にビスがポツンとあります。
まずはこちらのビスから試してみます。
うわぁ、気持ち良いほどスムーズに簡単に回ります。
まるで専用工具を使っているみたいです・・・これは良いです。
更にこんな場所も楽々はずせます。
こんな場所のビスも楽々外せます。
頭が取れてしまったビスを想定して、少しだけ出っ張っているイモネジを回せるか試してみます。
掴めました、行けそうです。
楽々回せて緩みます、こりゃ凄い。
比較的締付トルクが高く、ネジがなめた時に力が掛かるリンクサスの付根は・・・
これも楽々外す事が出来ました。ネジザウルス凄いです。
こんな場所はどうでしょう?
掴める事は掴めますが、ちょうど壁が邪魔して回す事が出来ませんでした・・・
ちょっと悔しい。
この様に際まで壁があったり、奥まった場所、そして皿ネジなどはネジザウルスではつかめないので回せませんが、キャップスクリューやボタンヘッド、なべ頭のビスは簡単に外す事が出来ました。
ネジザウルスは是非工具箱に入れておきたいアイテムですね~
続いて軽症のなめた皿ネジ用に叩かなくても外せるビットを見つけて購入しました。
電動ドライバーの規格で対辺6.35mmの6角です。
刃先はこんな感じです。
電動ドライバーでいきなり回すのには向いていないと思い、手持ちのラチェット式のドライバーに装着して試したいと思います。
ぴったり装着出来ました。
皿ビスと言えばFW-06 と言う訳で伊藤君の車両を借りて…
ちょうど一番締付トルクが強いサーボセイバーのビスがややなめかけていました…
これを外してみます。
ビスは緩んだのですが、ちょっと感触は今一つ… んんっ 喰いつかない・・・
力任せに外してようやく外れました・・・
更になめました💦 ありゃりゃ。。。
原因が解りました。
そもそもビットのサイズを間違えて買ってしまいました。
#1ではなく#0が正解です。大失敗。
ついでにこの♯1でミニッツのビスを回してみたところ、サイズもぴったりで、一番締付トルクが強いTバーのビスも楽々外せました。
初歩的なミスですね💦
接着剤の様なチューブ入りのつぶれたネジが回せるって書いてある『スクリューキャッチ』と言う商品を見つけたので試してみたいと思います。
まず開けたらいきなり中身が噴出しました💦
ちょっとチューブを握っちゃったかな? どんまい、どんまい。
しかしこの感触は・・・ 何かに似ている・・・
そう、砂鉄の様な、砂の様な、とにかく“じゃりじゃり”とした感じです。
固まるのかと思いきやそうではなく、このじゃりじゃりがネジの溝とドライバーの間に入って密着性を高めてなめかけたビスが回せる様になるみたいです。
先ほどのビスの頭に付けて・・・
ドライバーで外す方に回します。
外れましたが、、、
正直なところスクリューキャッチの効果で外れたかと言うと微妙。。。
気になる方はご自身で試してみてください。
如何でしたでしょうか、お役に立ちましたか?
ネジがなめた時に色んな方法が有ります。この他にも、もっと簡単に良い方法がありましたら紹介しますので、ぜひ教えてくださいね~
次回は新製品、アウトローランページプロreadysetをご紹介させて頂きます。
お楽しみに~!