エンジンストールの原因は
エンジンが始動困難になる。
エンジンが始動するけどしばらくすると止まってしまう。
などなどエンジンが要するに動かなくなる症状というのは現実に出るときと出ないときがあったりと
なかなかその原因を探求するのには時間がかかったりするものですが
今回はコチラでした。
フューエルフィルター、つまり燃料フィルターの詰まりが原因。
フィルターが目詰まりしてキャブに燃料が落ちていかない。
ま、そこまでは当たり前の結果な訳ですが、そもそもフィルターが詰まった原因を取り除かないと
根本的な解決には至りません。
フィルターが詰まると言う事は
タンク内のゴミやサビが原因です。
ちなみにコレ、フィルター内部から出てきたサビです。
マグネットトレイで受けたので、鉄分がしっかりと磁石に反応して輪っか状にトレイに残りました。
全部鉄。
と言う事はこの鉄はどこから来たのか。
答えは、ガソリンタンクの素材である鉄です。つまりタンク内部がサビており腐っている。
ガソリンコック部を取り外してみます。
もう悲惨な状態なくらいサビが詰まってます。
コックにびっしりとサビが回りこんできてます。
タンク裏のブラケット部もサビで腐りかけてきてます。
どうしてこうなるのか?
答えは雨ざらしと、長期放置プレイが主な原因です。
車体カバーをかけていれば安心かというとそうでも無いパターンもあります。
例えば駐車している場所の地面が、舗装されていない「土」の場合だと
雨が上がり気温が上がってくると、地面が吸収した水分が蒸発していきます。
車体カバーをかけたままになっていると、この蒸発した湿気が、いわばビニールハウス状態になり
カバー内部にこもります。
ベストは、普段車体カバーをかけていて、雨上がりにはカバーを外して換気することです。
今回のようにここまで酷い状態なタンクはあまり見た経験がありませんが、もしかしたらサビ取りしたら
タンクに穴があくかも判りませんが、
オーナー様から了承いただけたので、ダメ元でサビ取りとコーティングをしてみたいと思います。