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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

手塚治虫のお話

2016.05.09 17:13


今回は、あの漫画の神様のお話をご紹介。

大人が子供にどう関わるべきなのか、のコラムから抜粋です。



手塚治虫という人がいました。漫画の神様です。62歳で亡くなりました。
彼は、池田師範付属小学校というエリートの通う学校の生徒でした。


あるとき休憩中に、治がノートに漫画を描いていると、

先生が見咎(みとが)めました。

「漫画を描いているとはなにごとだ」と。

当時は漫画は市民権を得ていませんから、相当怒られたそうです。

そしてお母さんが呼び出しを受けました。


お母さんは帰ってきて、

「治ちゃん、今日学校から呼び出されて、先生に言われたんだけど、漫画を描いていたんですって?」

「うん、描いていたよ」

「どんな漫画を描いていたのか、ちょっと見せてちょうだい」

「いいよ」と持ってきた漫画を母親は何も言わずに、

1ページ目から読み始めました。

そして、終わりまで読んで、パタッと閉じました。


そこで、「治ちゃん、この漫画はとてもおもしろい。

お母さんはあなたの漫画の、世界で第一号のファンになりました。

これからお母さんのために、おもしろい漫画をたくさん描いてください」

と言いました。天才手塚治虫が誕生した瞬間です。


手塚治虫のお母さんは、

描いた漫画を誉めてやることで、子どもの才能を引き出したのです。

子どもや他人の、夢を奪い、才能の芽を摘んでいることに気づかない人は多い。

世間の常識や、思い込みにとらわれ、冷たい言葉を投げかけたり、

やる気をなくさせる言葉を言っている人だ。

「どうせ無理」「できっこない」「それは、むずかしい」「やめたほうがいいよ」

子どもにとって、大人の力は偉大だ。

そしてだからこそ、大人は子どもの味方でいてあげる必要がある。


エジソン、アンデルセン、野口英雄、吉田松陰、そして、手塚治虫。

それらの偉人たちの周りには、素晴らしい大人がいた。

大人たちに求められてることは、そんなに難しい事じゃない。

子どもが伸びていきたい方向へ、伸ばしてやればいいだけだ。



漫画の神様も、

一人じゃなかったからこそ、神様になれた。

人がね、認める力ってものすごい。

私は親ではないけれど、今日も、明日も、

生徒たちを精一杯認めていきたい。

そんな風に思いました。



本日もHOMEにお越し頂きありがとうございます。

君は何の神様になるだろう。