北の道で住職と
Vegadeoのアルベルゲから日本人の巡礼者が来ていると連絡があり会いに行ってきました。
Santanderから北の道を始め、数日前から右膝を痛めてしまい、車でVegadeoのアルベルゲにやってきたとのこと。
途中で知り合ったスペイン巡礼者のルイスが心配して一緒についてきてくれました。
日本人巡礼者ヨシさんは三重県のお寺の住職さん。もともと山登りが好きで、ひょんなことからCamino de Santiagoのことを知り、5年ほど前にフランス人の道を歩きすっかり虜になってしまい。ポルトガル人の道に続き今回は北の道を歩いているとのこと。
一方、スペイン巡礼者ルイスは今年の3月に退職し、初めてのカミノでヨシさんと出会い一緒に歩いているということ。
全く言葉が通じず翻訳アプリで会話している二人ですが、カミノに言葉は不要なようです。お互いがお互いを気遣い、二人で一緒にサンティアゴまでたどり着くとお互いに思っているんですから。
とってもシャイなヨシさんですが、アルベルゲのノートにヨシさんは、「サンティアゴを目指して歩いています。足が痛いなか、Mr.Luisに助けられここまで来ました。感謝しています。最後までMr.Luisと歩きます。歩いて…彼と飲んで…最高です!」と書いていて、これをルイスに伝えたら感激していました。
膝がかなり痛いようなので、膝への負担を減らすため明日歩くのに必要なもの以外は私の車で次のアルベルゲまで届けることにし、歩いている途中でどうしょうもなくなったらルイスから連絡をもらい車でピックアップすることに。
今日、二人共助けを求めることなく歩いてTrabadaのアルベルゲまで無事にたどり着けました。ヨシさんから今後歩くのに不要と思われる物をまとめて預かったので、明日からも今日と同じように少ない荷物で歩けるでしょう。
ただ、膝は相変わらず痛そうなので、明日も何かあったらルイスから連絡をもらうように伝え別れました。
二人とも無事にサンティアゴについて欲しいですが、無理は禁物!
ダメだと思ったら諦めることも大切!
カミノはいつだってそこにあって、やりたくなったらいつでもすぐに始められるのだから。