もうすぐシーズン!RCボートのニューアイテムをご紹介!
皆さんこんにちは!京商SS開発担当の浜崎です。
毎週金曜日は飛行機、ボート、ドローン関連の話題をお届けします。
さて、今回は待望の新製品RCボート「ウエーブチョッパー2.0」をご紹介します!
先のニュールンベルグトイフェアーに出品され、一部雑誌などに写真が掲載されていますのですでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、その詳細はまだ発表されていません。
名前が「2.0」という事は、2001年に発売されたウエーブチョッパーから何かがアップデートされている事は想像できますね~。
まずはカラーリング。今回は2種類のカラーを発売します。
グリーン系のカラータイプ1。
ブルー系のカラータイプ2。
次に見た目ですぐわかるのは人形ですね。以前のサングラスをかけた女性から、ヘルメットを被ったややマッチョなお兄さんに代わっています。
カラーリングの変更と相まってレーシーな雰囲気が出ています。
もう一つ、ラダーユニットも変更されています。
ジェットストリーム600に使われているラダーユニットを吸水口を延長して使っています。
万が一の時に船体が壊れないキックアップ機構もそのまま受け継いでいますので安心ですね。
そして、ハッチを開けて中を覗いてみると・・・。
まず、RCボートに初採用されるG14Lモーターが見えます。
このモーターはフェーザーMK2シリーズに搭載されている550サイズの14ターン、鋼板リング付きというスペックで、とにかくトルクが有って発熱に強いのが特徴で、まさにRCボートにぴったりの性能です。
そして更に内部を見ると、モーターマウント、ジョイント、スタンチューブなどの駆動系パーツが一新されています。
ジェットストリーム600で実績が有る”吊り下げ式”モーターマウントを採用し、
走行中の水圧で船底が変形してモーターとシャフトの軸がずれて抵抗になるのを防いで安定したパワーが得られます。
スタンチューブには前後にプラ製軸受けが組み込まれていて、駆動抵抗と水の侵入を低減しています。
ここまでのアップデートで船体の構造からくる性能アップが想像できますね。
不沈材も入っているので万が一の時に安心です。
次に、メカボックス内部を見てみましょう。
ハッチの周囲をテーピングで防水されたメカボックスの内部に搭載されている受信機、サーボ、ESCは実績が有るジェットストリーム600と全く同じコンポーネンツとなっています。
ESCは60AのKA060-91WをNiMHモードで搭載。設定を変更すれば2セルLiPoバッテリーも使用可能です。
※LiPoバッテリーを使うときはLiPo専用の充電器が必要になりますのでご注意ください。
さて、実際に走らせてみましょう。
私がいつも練習している猿ヶ島でテストしましたが、この時期水位が非常に下がっていて水面がとても狭くなっています。
こんな感じ。
しかし、電動ボートなら小回りも聞くし、バックもできるので安心して走らせられます。
水面はやや波が立っていますが、まず最初に箱出し状態でトリムを合わせて加速、左右旋回の状態をチェック。
全没式の駆動系の特徴である”キャビらない”加速感を味わいながらラダーを切ると、クイックな感じでターンしていきます。
波を受けても挙動が乱れる感じはなく安心して走れます。
全没式にもかかわらずルースターテールを上げている雰囲気がホンモノっぽさを演出していますね。
セットには7.2V-2200mAhのNiMHバッテリーが同梱されていて、約5分走行できました。
最高速度は24~25km/hです。
以前のウエーブチョッパーの最高速度が20km/h程度でしたので、見た目で速度アップを感じる事が出来ました。
各部をアップデートした「ウエーブチョッパー2.0」はまもなく発売!と言いたい所なんですが…残念ながら新型コロナウィルスの影響をモロに受けてしまいまして、只今、一生懸命海の向こうの工場で生産しているところです。
発売までもう少しお待ちください。
発売日が決まったら京商HPでご案内いたします。
昨今では色々な事が自粛で出来なくなっていますが、天気の良い日にはアウトドアで安全にRCを楽しんでいただきたいと思います。
では。