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バスケットボールと動的ストレッチの関係

2020.03.21 03:30

前回の記事でストレッチには様々なメリットがあり、種類もある事をお伝えしました。

今回はバスケの練習前におすすめの「動的ストレッチ」について。

動的ストレッチとは何なのか?またどんなポイントがあるのかを簡単にまとめていきます。



動的ストレッチとは

動的ストレッチ(Dynamic Stretch)は関節を曲げ伸ばしたりと動きながら行うストレッチで、筋肉や関節の可動域を伸ばすストレッチです。

ラジオ体操も動的ストレッチですね。


静的ストレッチが特定の筋肉をピンポイントで伸ばし柔軟性を獲得するのに適しているのに対し、動的ストレッチは関節に付随する複数の筋肉に刺激を入れれるのでスムースに競技の動きに移行できるメリットがあります。

(昔は静的ストレッチが運動前に適していたと言われてましたが、現在は逆にパフォーマンスを低下させると言われています。)


つまり動的ストレッチは運動前に適したストレッチという事ですね。

どんな効果があるかというと主に3つ!


主な効果

・ウォーミングアップ効果…筋肉や健など体の深部から温め、全身の強調性を高める。

・運動のパフォーマンスアップ…関節の可動域が向上し動きやすくする。

・怪我の予防…運動前の強張った筋肉の緊張をほぐす事で、筋肉が引き攣るなどの症状の予防効果が。


種類の選択も競技で行うプレーとリンクした動的ストレッチを行う事で効果的にパフォーマンスアップを狙えます。

その為、自分のプレーが「どの関節の何の動き」で「どの筋肉を使っているのか」

という簡単な解剖学の知識を持っていると、より自分の体のパフォーマンスを高める事に繋がります!

例.強いドリブルを付く為に三角筋を伸ばし肩甲骨周りをほぐす。

勉強大事。分からなかったら聞いてください笑


なのでチーム全員が同じストレッチをする必要はないと考えています。

寒さや加齢による影響や、疲労や怪我歴のある部位は特に、アップをしないと固まって思う通りに動けない所か怪我のリスクが高まっています。

チームで行うアップ+aのストレッチを自分で加えてみましょう!


動的ストレッチの一言ポイント

・急にやらない…特に寒い時。いきなりすると逆に筋肉や関節を痛める可能性があるので、程よく体を温めてから行う(5分ランニングするなど)

・息を止めない…動きながら呼吸を止めずに。息が止まるくらいキツくはしなくて良いです。

・徐々に大きく動く…いきなり全力で行わない。10~20回程度の動きで、最後に自分のMaxの可動域で動けるように。


↑は昔自分や指導した選手が行なっていた失敗例です笑

軽く動く→動的ストレッチ→競技の動き

の順番で準備するのが一番アップになります。


気温によりますが、動的ストレッチが終わった時にうっすら汗ばむくらいの強度で、徐々に行いましょう。



動的ストレッチ。運動前に行うメリットしかないので、どれだけ時間がなくても動的ストレッチをしてアップをしてから練習に参加しましょう!

若い時はしなくても問題ない選手もいますが、年を重ねる事に差が出てきます。


私が大好きなDerrick Rose(デリック ローズ、元シカゴ・ブルズ現デトロイト・ピストンズ)選手は大怪我をするまで、ストレッチをほとんどしていなかったそうです…


もしも、を防ぐためにも毎回のストレッチの習慣を。