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レジストロアウル納車後1年目のインプレ走行編①

2020.04.04 07:54

レジストロアウルが我が家にやってきて早いもので1年が経ちました。


キャンピングカーがやってきたことで、ライフスタイルが大きく変わり、子供たちと出かける機会がとても多くなったことを実感しています。

このクルマを1年間使ってみてどうだったでしょうか?何回かに分けて、オーナー目線で書いていきたいと思います。


※この車に対しての評価はあくまでも商用車ベースのキャブコンとしての評価になります。

当たり前ですが、乗用車と走りで比較すると勝負になりません(笑)

乗用車は人を快適に安全に運ぶための車です。

長時間乗車を考えたシート・上質な乗り心地・高い遮音性・快適な装備・質感など


対して多くのキャブコンのベース車は商用車が使われています。

商用車はコストが安く・荷物が沢山積める・雑な扱いにも耐える頑丈さ及び耐久性など

主に荷物を運ぶことを主眼に置いて開発されています。

ですから、乗り心地やハンドリングといったファントゥドライブ的なものは一切考慮されていません。

なので、購入してから絶望しないようにしっかり試乗するなどして確かめて購入してくださいね。


まず、ベース車のライトエースについて

1年乗ってみて、良い意味でも悪い意味でも軽トラのお兄ちゃんという感じです。

・ハンドルの角度や運転時の目線が乗用車とほぼ同じで、運転の際の違和感がほとんどありません

これが、このクルマを運転する側の最大のメリットだと思いました。

タイヤが車体の四隅にあり、ハンドルを切るタイミングが普通車に近いのです。

そのため、普通車からの乗り換えでも慣れるのは早いと思います。(オーバーハングに注意は必要です。)


・シートはカムロードベースよりしっかりしていて、座り心地はそれなりに良いです。

   (乗用車並みというこではないです。)

普通車のシートと比べるとホールド感はなく、質感も乏しいですが、そもそも体が揺さぶられるほどスピードが出るクルマではありませんので、これで十分だと思いました。

これで不足であれば、ブリッドのシートが取り付けられるそうなので、そちらを試してみるのも良いでしょうね。

※ライトエースバンのホームページから写真を借りてきました。

標準のライエーストラックはリクライニング機能の付いていないシートですが、レジストロアウルはミスティックプランニングでリクライニングできるように加工してくれているそうです。(ライトエースバンのリクライニング部品を組み込んで加工)

こういった気付きにくいところも手を入れてくれているのは嬉しいですね。(もっと宣伝してもいいと思うのですが…)

・小さなタイヤを四隅に配置して車高を低くするセミキャブオーバーレイアウト採用で他のベース車と比べて車高が低く、乗り降りがしやすい (よっこらせ不要)

これは、小径のタイヤを四隅に配置していることから実現したレイアウトだと思います。

大径タイヤが座席の下に来るキャブオーバー車の乗り降りはどうしてもよっこらせになってしまうので、腰の弱いわたしにはこのレイアウトは本当にありがたかったです。


キャンピングカーショーなどに行くと、カッコいいデザインや内装に目が行きがちです。 

でも、キャンピングカーでオーナーさんが長くいるのは運転席ではないでしょうか?

運転席や助手席の乗降性、しっかり確認しておいた方がいいですよ。

特に腰の悪い方はキャブオーバー車の よじ登って乗車するパターンはなかなか辛いものがあります。

パートナーの方や、お子さんを隣に乗せる予定があるならば、しっかり確認してくださいね。


・足回りの改造にそんなにお金をかけなくても大丈夫(良い意味でも悪い意味でも足回りが貧弱)


ライトエースは、はっきりいってボディ剛性は高くないですし、積載量もハイエースよりも断然少ない800kgです。

そのせいか、1.5トンクラスの車より板バネのセッティングはマイルドで、突き上げも少なくハンドルの手応えはちゃんと伝わってきます。(ハンドル剛性は低いですが)


ハンドルの手応えが伝わってきますので、高速走行や山道でも安定して走行できますし、修正舵を入れる回数が少なくなるなど、疲労感が少なくなります。(ハンドルの手応えがわからないと、まっすぐ走っているのか不安になって運転中に体に力が入ってしまい、疲れます。)


走りについて

走行レビューに関しては以前ご紹介したことと変化はありません

重い車体を小型のエンジンで動かしているため、トランスミッションは低速寄りのセッティングです。

そのため、高速走行ではエンジンの回転数は高めになり燃費は悪くなります。

高速道路では大型トラックの後ろをコバンザメでのんびり80キロ巡行が一番楽でしょう。

動力性能は乗り心地も含めてハイゼットカーゴのノンターボと、どっこいといった感じです。

ハイゼットカーゴのノンターボ車でも高速道路の合流はできますし、100キロで走れます。でも高速域でエンジンに余裕があるわけではありません。

車として走りがいいとはいえませんが、普段使いには十分です。

道具として使いやすく、力まなくても運転できるお手軽さ

街中でも配達などに大活躍していますし、個人で使われている方もいるでしょう

そういったところもレジストロアウルによく似ています。


次回も走行インプレを載せていきますので、楽しみにしていてください。