土曜ランチワイン会(3/14)を開催いたしました
101回目となる当店の土曜ランチワイン会を3月14日(土)に開催しました。
今回は「オーストリアの4州の典型を知る」と題して、オーストリアのワイン産地である4州(ニーダーエスタライヒ、ウィーン、ブルゲンラント、シュタイヤーマルク)を代表するワインを飲み比べながら、それぞれの州の魅力に迫りました。
ナビゲーターには、ドイツとオーストリアのトップ生産者を多数扱うインポーター「ヘレンベルガー・ホーフ」にて営業課長として、心底ドイツとオーストリアにほれ込み、普及に日々邁進するゲルマン民族ワインのプロフェッショナルである、宮本駿さんにお越しいただきました。
宮本さんは我々、オーストリアワイン大使も日々大変にお世話になっており、我々が扱う素晴らしい造り手のワインを積極的に日本に拡販してくださっている方です。
そんな宮本さんが手塩にかけて輸入された、オーストリアの4州を代表する造り手
・へーグル(ニーダーエスタライヒ州 ヴァッハウ)
・ラングマン(シュタイヤーマルク州 ヴェストシュタイヤーマルク)
・ヴィーニンガー(ウィーン)
・ハインリッヒ(ブルゲンラント州 ライタベルク&ノイジードラーゼー)
のワインを通じて、各州の特徴をご紹介いただきました。
今回お出ししたワインは下記です。
・へーグル J&Gリースリング フェーダーシュピール 2018
・ラングマン シルヒャー ホッホグレイル 2018
・ハイサン・ノイマン(ヴィーニンガー) リート ヴァイスライテン ゲミシュターサッツ 2018
・ハインリッヒ ツヴァイゲルト 2017
前菜の「槍烏賊 貝割れ 胡麻鰹節和え」とへーグルのリースリングを、そして、温かい炊合せの「帆立と春キャベツのロールキャベツ風炊合せ」にはラングマン。さらに、江戸前鮓の盛り合わせに、ハイサン・ノイマンとハインリッヒをお出ししました。
へーグルの白い花のような柔らかい香りにシャープでしなやかな酸味と綺麗なミネラルには槍烏賊の洗練された淡白な味わいと胡麻と鰹節のうま味が寄り添いました。
帆立を出汁で炊いて、甘みのある柔らかな春キャベツをまとわせた炊合せには、うま味と酸味、柔らかなミネラルが広がるラングマンの単一畑のシルヒャーが口の中で料理の味わいを広げました。
さらに、ハイサン・ノイマンのゲミシュターサッツは江戸前の仕事を施した鯛の昆布じめ、春子鯛、さらには、石灰岩土壌と共通性のある貝類ということで青柳との組み合わせが絶妙でした。
唯一の赤でお出しした、ハインリッヒのツヴァイゲルトはツメを乗せた煮蛤、本鮪大トロと最上のハーモニーを生み出しておりました。
宮本さんの軽妙でウィットに富む説明で、4州の生産地の特徴、そして、生産者の横顔を皆様にお楽しみいただきました。
101回目のプロポーズならぬ、101回目の土曜ランチワイン会をナビゲートしていただいたヘレンベルガー・ホーフの宮本さんにはこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
今度はもう一つの得意アイテムであるドイツワインをこの会でご紹介頂こうと予定しております。
4月以降もとても魅力的なラインナップで土曜ランチワイン会を開催してまいりますので、どうぞお気軽にご参加賜れれば幸いです。
鮓&ワインおーじ