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なにとぞ Vol.5 〜 このガンプラ不毛の地より愛を込めて 〜

シルエットカメオ4でテストカットしてみる

2020.03.27 08:48

第五弾のブログ初回の記事はシルエットカメオ4さんの記事でスタートです。

予め言っておきますが、今回は無駄に文章が長いです。シルエットカメオ4に全く興味がない人はスルー推奨です。この記事を読破して得られる情報は「なにとぞ氏は何か色々七転八倒しているな〜」程度ですのであしからず。


シルエットカメオ4(このブログでは汁亀さんと呼称)を購入してから結構経ってしまってます。ずっと試したかったのですがメタスさんの完成を優先させたためにこんなに遅くなってしまいました。


以前購入しましたよ〜のご報告の記事を書いた時に触れたかもしれませんが簡単に説明しておきます。

汁亀さんはいわゆるカッティングプロッタと呼ばれるカテゴリのデバイスで、様々なものをカットするためのものです。基本的には紙状の物をカットするのに適しています。そしてプラ版も薄いものならカット出来ます。でも1mmのプラ版だと硬過ぎてちゃんとカット出来ません。

使い方はプリンタに非常に似ています。カットしたい素材をシートに貼り付けて固定し、それを汁亀さんにセットし、専用のアプリからデータを出力する。こんな感じです。他にもAdobeのIllustrator等からも汁亀さんが使えるプラグインもあるらしいです。


まぁ製品の詳細はググってメーカーのサイトを直接ご確認下さいませw


で、さっさと今回ワテクシが試した作業について解説していきます。

汁亀さんを使用するにはアプリ上から最低でも以下の設定を行わなければなりません。

- 新規カット条件:要はカットしたい素材ですね。

- アクション:問答無用で「カット」を選ぶ。他にもペンで描くってのもあるみたいです。

- ツール:デバイスにセットしてあるブレードを選択します。オートで認識してくれるブレード有り。


で、基本的に汁亀さんは(厚めの)プラ版のカットをオフィシャルにサポートしていません。

なので、「新規カット条件」のリストボックスにはプラ版なんて存在しません。

なので、既存のプラ版に近い素材を元に新たに新しいマテリアルタイプを追加してあげました。


一つのマテリアルに「デフォルト」、「ツール1用」、「ツール2用」と、各ブレードに合わせた設定を個別に設定する事が出来ます。

ワテクシは付属のオートブレードとクラフトブレードを所有しているのでそれぞれのブレード用の設定を追加しました。

ちなみに汁亀さんにはブレードを2本セット出来るスロットがありますが、それぞれセット出来るブレードが異なりますのでご注意下さい。まぁブレード自体にどちらのスロットにセット出来るか番号が書いてあるし、対応したスロットじゃないとカチッとはまらないようになっているのでまず間違える事は無いとはおもいますが。


そして各ブレード用の設定ですが、こんな感じのものがあります。

- 刃出し量

- カット圧

- 速度

- パス (n回)

- オーバーカット (On/Offと始点終点)

- トラッキングの強化

- プラットフォーム


この中でだいたいの設定の意味は理解できるのですが、未だにトラッキングの強化とプラットフォームの意味が分かりませんorz

メーカーのサイトやユーザマニュアル探しても見当たらないんですよね〜。何を設定せぇっちゅーんじゃっ!!

そして各ブレード用に共通の設定が使えるかという話ですが、恐らく同じ設定を使うとろくな結果にならない様な気がします。各ブレードはその機能や性能が全く異なるので、各ブレード用に個別の設定を指定した方がいいです。

で、肝心なプラ版用としてはどの様な値をしていすればいいのかってのは・・・これから先色々と試していって最適値を探す事になりそうです・・・orz


そしてオートブレードとクラフトブレードの両方を今回試したのですが、クラフトブレードはプラ版カットには使わない方がいいです。

クラフトブレードはブレードが3mmの深さまで対応しているのですが、刃が入りやすい素材が柔らかいものじゃないと、しっかりとカットできずに素材に引っかかってカット位置が狂ってとんでもないカット結果になります。もちろんプラスチックの硬さでは刃が素材に入らないのでエグい引っかき傷が素材に付くだけで悲惨な結果になってしまいます。

もしかしたら設定次第ではちゃんと機能してくれるのかもしれませんが、設定の内容や刃の動き、サポートされている素材等から察するに、プラ版には不向きなブレードの様な気がします。


って事で今後は付属のオートブレードのみ使用していこうと思います。


で、お待たせしました(待ってない?!)。やっとテストカットです。

汁亀さんに付属しているシルエットスタジオ(汁スタ)には「テストカット」という機能があります。

特定の位置に四角と三角をカットして、ちゃんと素材がカット出来るかを確認するためのものです。

各種設定後に一回試せば充分だと思います。もしちゃんとカット出来なければカット出来るように設定しなおせば桶です。

って事でとりあえず、プラ版に近い素材をベースに新しくマテリアルを登録して、ちょこっとパワフルな方向に設定を変更後、テストカットをしてみました。

リニューアル後の一発目の記事だってのに、失敗した結果の画像です・・・orz

何度もテストカットしているのですが、Y座標が定まりません。毎回違うY座標の位置をカットするんですよ。

なので、こういう事が発生する事を前提として、プチッと余裕を持たせてからカットすればいいじゃな〜いって事で、フィード機能を使って微妙にY座標を安全な位置まで移動させてからテストカットしてみました。

なぜマイナスのそれもX方向に移動するぅっ!! Σ(゚Д゚)

この画像はまだまだ大丈夫な方で、酷い時はプラ版の外側をカットしようとしてましたから・・・_:(´ཀ`」∠):_


本番のカットをするのが恐ろしくて恐ろしくて・・・臆病なワテクシにはかな〜りハードです。


そして何度も何度も失敗するので台紙(透明なフィルム)がもう既にボロボロ・・・ぐはっ!!(吐血 _:(´ཀ`」∠):_


もちろん予備のマットを購入しました・・・orz

そして付属のブレードも一本お亡くなりになりました・・・orz

もちろん予備のブレードを購入しました・・・orz


ね、ねぇ・・・早くね?! こんなに早く使えなくなるもんなの?!

まぁワテクシの使い方が悪いってのも大いにあるとは思いますが(-_-;


エバグリの0.5mmプラ版をカットするための最適な設定を見つけるために、今回みたいなお試し記事を時々書くかもしれません。

興味が無い人には全く役に立たない記事になるとは思いますが、プラ版カットのために汁亀さんの購入を検討している様な方々には何かしらお役に立てる情報を残そうかと思います。