専門家会議の無策無力・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ「オーバーシュート」懸念も・・・
専門家会議の無策無力
公開日:2020/03/21
クラスターの次は「オーバーシュート」
―。
新型コロナウイルス対策で、また新たな
言葉が飛び出した。
19日に開かれた政府の新型コロナ対策
の専門家会議が
「今後、感染源が分からない患者が継続的
に増加し全国に拡大すれば、どこかの地域
を発端として爆発的な感染拡大(オーバー
シュート)を伴う大規模流行につながりか
ねない」という提言をまとめた。
国内の感染状況は「持ちこたえている」
としながらも、感染源が分からないケース
や、クラスター(感染集団)へのリンク
(感染源)が追えないケースが都市部で
増えているという。
もしオーバーシュートが起きると、数週間
にわたって都市を閉鎖したりする
「ロックダウン」と呼ばれる強硬な措置を
取らざるを得なくなるという。
専門家会議の提言を受け、安倍首相は
20日の新型コロナ対策本部の会合で、
全国規模のイベントについては、引き続き
慎重な対応を続けるよう要請。
一方で、全国の一斉休校は新学期から
段階的に解除する方針だ。
学校再開のガイドラインを取りまとめる
よう文科省に指示した。
「結局、オーバーシュートという新たな
概念を持ち出して『気がついたときには
制御できなくなってしまう』などと不安を
あおっただけで、何の具体策も示されてい
ない。イベントは自粛、学校は再開という
対応もチグハグで、国民は混乱します。
『瀬戸際』と位置づけた1、2週間が過ぎ、
さらに10日経っても具体的な対策を打ち
出せず、オーバーシュートを恐れているだ
けでは、何のための専門家会議なのでしょ
うか」
(山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏
=感染症学)
■東京でオーバーシュートが起きたら・・・
オーバーシュートは大都市圏で最初に
起こる可能性が高い。
大阪府は3連休初日のきのうから、大阪府
と兵庫県の往来自粛を要請。
きょうから順次再開予定だった府主催の
イベントなどについて、自粛期間を4月3日
まで延期することを決めた。
もっとも、専門家会議は
「大阪と兵庫の往来を止めて、どのくらいの
効果があるのかといった評価もしていないし、
議論もしていない」という。
吉村大阪府知事の説明によれば、往来自粛
は厚労省からの提案だ。
「最悪の場合、3月20日からの27日まで
の間で大阪と兵庫で新たに586人が感染。
さらに28日から4月3日までの間に
3374人が感染し、累計で266人が重症
になる」
という試算が同省から示されたのである。
人口が集中する東京でオーバーシュートが
起きれば、3374人を上回る規模になるの
は確実だが、往来自粛などの要請はない。
「厚労省は当然、東京都の試算も出してい
るでしょう。都は五輪への影響を考えて公表
していないのだと思います。厚労省が専門家
会議を信用していないから、独自の試算を出
して警告したということでしょうが、これで
は指揮系統が2つあるようなもの。情報の
一元化が行われないと、感染症対策に失敗し
てしまいます」(中原英臣氏)
東京でオーバーシュートが起こるのは時間
の問題かもしれない。
【転載終了】
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皆さん、中身のないことに呆れたと
言うところでしょう。
安倍政権が集めたというだけで、
なんとなく信用できないんですよね。
テレ朝にレギュラー的出演している
岡田教授の方がよほど信用できますよ。