2019年度最後(4回目)のWSを開催しました
ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
3月20日(金・祝)、「多様な学習者への対応について考えよう」シリーズ第4弾、自律学習編と題してWSを開催しました。
新型コロナウィルスによるイベント自粛ムードの中、場合によってはZoomのみの開催も念頭に置きながら、会場とZoomによる開催に向けて準備をし、最終的に後者のハイブリッドでの開催になりました。
3人のファシリテーターの間でまだ十分に振り返りができていない状況なのですが、ブログ更新者の主観で今回も報告させていただきます。
まずは会場づくり。
ハウリングしないように、あーでもない、こーでもないと机を動かしたり、パソコンを全てインターネットにつないだ場合の動作をチェックしたり2時間以上前から動き回りました…
そして、どうなるのか不安を抱えながらも、WS開始!
今まで様々な方々と一緒に、様々な場所をお借りしてWSを開催してきましたが、こんなに緊張したのは初めてでした。
もう、吐きそうなほど…(苦笑)
グループセッションを、何とか会場参加者ととZoom参加者に分けて行おうとしたのですが、結局うまくいかず、グループはZoomのアウトブレークセッションと会場で分かれて行うことに。
参加者の皆さんが、とても協力的に、臨機応変に対応してくださったおかげで、何とか進行していくことができました。
結果から言うと、反省点は大いにあるものの、挑戦してみてよかったなと思っています。
その理由は、
①どんなにシミュレーションしても実際にやらなければわからない、という当然のことがわかった。
②グループが会場とZoomに分かれても、チャットボックスなどを通じて考えの共有はできる。
③遠方で普段なら会場参加できないZoom参加者で、喜んでくださる方が多かった。
の3点です。
反省点の中で大きなものは、
①当初考えていたように、Zoomと会場とを分けたグループ分け(プランA)にすれば、最初からかなりスムーズに進んだはず。
②ブレークアウトセッションの中までは見られないので、実際にどのような話し合いが行われたかはわからないまま。
の2点です。
WSというのは偶発性の大きい学びの場です。
ファシリテーターは皆さんの話し合いの様子から多くを学びます。
話し合いに参加されていない方がいるな、とかすごく重要な問題提起がされているぞ、とか本当に後の振り返りに重要な要素がてんこ盛りなのです。
それが直接見られないのは、非常に残念なことでした。
また、最初のドタバタで不愉快な思いをした方もいらっしゃるかもしれません。
その点については本当に申し訳なく思っています。
私たち自身で改善できる点は改善しつつ、「次回もZoom参加を」という温かいお言葉に応えていきたいと思っています。
もう一つ、こんぶの会のメンバー間でときどき話すことの一つに、料金設定があります。
まず、私たちのWSは基本的に有料です。
有料であるからには、万端の準備をして、参加者に不自由をかけるな、という考え方もあるかもしれません。
あるいは、お互いに学ぶことがコンセプトなのだから、有料にするのはおかしい、という考え方もあるでしょう。
期待していたものと違うので損をしたと思われる方も、もしかしたらいるかもしれません。
にもかかわらず、有料にしているのにはそれなりの理由があります。
まず、有料にすることで、私たち自身が妥協をしない姿勢を作る、ということです。
今回もドタバタがあり、当初考えていたようにはいきませんでしたが、私たち自身がリソースの一つになれるように、メンバー間で何度も話し合いながら、時には激論を交わしながら最善を尽くしています。
「無料だから、ま、いいか」にならないように様々な角度から検討しています。
もう一つは、私たち自身の負担になると続かないかもしれない、ということです。
緒経費は参加者の皆さんにも負担していただくことで、win-winの関係でありたいと思っています。
通常3時間半でWSを実施することが多いですが、そこに2000円または1500円をかけるのは高すぎると感じるかどうかはそれぞれの価値観によるでしょう。
私たちの活動は仕事ではありませんし、安直に授業と比較することはできません。
でも、例えば自分で自分の授業に値段をつけるとしたら、皆さんはいくらぐらいの設定にされますか?
2019年度は今回が最後のWSでした。
毎回さまざまなフィードバックをいただいていますが、今回も後でしっかり振り返りをして、また皆さんと共に学んでいける場を作っていきたいと思います。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
また最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
そして、今後ともどうぞよろしくお願いいします。
日本語教師こんぶの会