Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

今、自分ができることを。

2020.03.21 14:32

私も、まったくそう思います。


「明けない夜がないように、

ウイルスに打ち勝つその日は必ずきます。

その日を心待ちにしながら、

目の前にある毎日を

有意義なものにしていきたいものです」

今、自分ができることを。

________________________________

以下、サイトから添付〜

https://www.designstoriesinc.com/panorama/lasaison/?fbclid=IwAR0tULXeXUh8rPNwlc1SZikmBgbbbEdy-6AqBjQZPJWrrI2INyMjgbdTFEw


PANORAMA STORIES

世界が立ち止まっても、季節は巡る。

Posted on 2020/03/20Design Stories  

今、欧州では2億人以上の人々が外出制限を受けていて、

2020年を欧州で生きる私たちは、生まれて初めて、

「家から出てはいけない」という状況を経験しています。

これ以上苦しむ誰かをつくらないために、

市民が連帯して見えない敵と戦っています。

そんななか、フランスでシェアされている一編のポエムが

多くの人に感動を与えています。

その詩は未来から今の私たちを振り返る形で書かれています。

いつか、未来の子供たちが、今起きている出来事を歴史の一節として学ぶ日が来るでしょう。明けない夜がないように、ウイルスに打ち勝つその日は必ずきます。その日を心待ちにしながら、目の前にある毎日を有意義なものにしていきたいものです。

それでは、いま、フランスで多くの人々を感動させている、

詠み人知らずの詩を、翻訳してお届けしましょう。

______________________________

世界が立ち止まっても、季節は巡る。

あれは2020年の3月だった。

通りに人はいなかった。商店は閉まり、人々は家から出られなくなった。

だけど、春はそのことを知らなかった。

花は咲きはじめ、太陽が照り、鳥たちは歌い、

そろそろツバメたちがやってくる頃で、空は青く、

いつもより朝が早くやってくるようになっていた。

あれは2020年の3月だった。

若者はオンラインでの勉強を強いられ、

家での過ごし方を工夫し、人々はショッピングも、

美容院に行くこともできなかった。

もうすぐ、病院に場所がなくなってしまうというのに、

人々はどんどん病気にかかっていった。

だけど、春はそのことを知らなかった。

公園を散歩する季節がやってきて、草木は緑色に色づいていた。

あれは2020年の3月だった。

おじいちゃん、おばあちゃん、家族、子どもを守るため、

外出は禁止されていた。

集会も、食事も、家族パーティーも無くなり、

恐怖は現実となって、日々は恐怖に包まれた。

だけど、春はそのことを知らなかった。

りんごやサクラの木は花を咲かせ、葉っぱは力強く育っていた。

人々は本を読み、家族と過ごし、外国語を学んだり、

バルコニーで近所の人と音楽を共有しはじめた。

それは、”連帯”やこれまで持っていなかった

”価値観”を生むために学んだ新しい表現の方法だった。

人々は健康や苦しみ、停止してしまった世界、急落した経済の大切さに気づいた。

だけど、春はそのことを知らなかった。

花は散り、果物がなって、鳥たちは巣を作り、ツバメたちがやってきた。

そして、自由になる日が訪れた。人々はテレビでそれを知った。

ウイルスは私たちに負け、人々はマスクや手袋を外し、

通りに出て、歌って、泣いて、近所の人たちと歓喜し合った。

その時、夏がやってきた。

春は何も知らなかったから、ウイルスや恐怖や死とともに、

春はずっとそこにい続けた。

春は何も知らなかったけれど、人々に生命力というものを教えた。

全てはうまくいく。

家にいよう、自分たちを守ろう、そして、人生を楽しもう。

愛し合おう。

作者不明

訳 designstoriesinc