Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生22)

2020.03.22 05:22

すぅ~っと大きく息を吸ってから乃愛が言った。




「あのね!何度も言うよ!乃愛はいまとってもさびしい女の子なのね」




「うん、で?」




「え~と、それでね、るーたんによしよししてほしいの」




「うん」




「どして早く帰ってくるの?」




「仕事終わったから帰ってきたんだよ」




「らぶらぶなのに、邪魔しないでぇ!」




「そりゃ無理だ」




「どして?」




「隆二は俺しか見てないから」




「…」




「もががっ💦…臣‼️」




臣の手を払って、やっと声が出た。




それをまた後ろから軽く羽交い締めして、

臣は真っ直ぐ乃愛の目を見て言った。




「いーか?乃愛、こいつは俺のもんだ」




「おまっ…!横暴か💦」




「貸してもいいけど、ハグまでな!」




「おみたん…」




「手ぇ離せ❗馬鹿力💦」




臣がスッと俺を解放した。




「乃愛…ごめんね、泣いちゃダメだよ💦」




その小さな頭を撫でようとすると、乃愛はいつもの勝ち気な表情を浮かべて背をピンと伸ばした。




「おみたん!」




「なんだ?」




「乃愛、諦めないもん!」




「おー!その調子だ❗ちょっとは元気出たか?」




「臣…」




「出たよ!お腹すいてきちゃった」




「そりゃ、いいこった!」




「泣いてる暇なんかないぞ!いっぱい食っていつでもかかってこい!」




「そうしゅる✋」




「乃愛、たっくんみたくなってる 笑」




「るーたん!スープ作ってぇ」




乃愛は立ち上がり、元気よく俺の胸に飛び込んできた。




すぐ隣でニコニコ笑いながら、臣が乃愛の頭を撫でた。




臣…





こうなること分かって?




乃愛を元気づける為に、わざと?







子供部屋の外で廉が佇んで、聞き耳をたてている。




「敵わないなぁ、臣さん」





つづく