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過去の悩める自分へ

【思考法】Q: 一生懸命練習に取り組んでいるのに上手く進まないのはなぜ?

2020.03.22 08:12

A: 練習に取り組む前に、練習に取り組む本来の目的を振り返ろう。決して練習が「手段の目的化」にならないように気をつけよう。


私は高校時代、野球部に所属していました。

高校時代は中学までは一度も経験したことのないピッチャーに挑戦しました。ただ、私の高校の野球部は県内でいつもベスト4、8に進出するような高校でしたので、チームメイトも非常にレベルの高い選手が揃っていました。


私が入学した時には140km近い球を投げるピッチャーが2,3人いて、

その時に、

「あ、これは3年生になっても試合に出れないな」と絶望したことを覚えています。

当時の私はピッチャー経験がなかったので、球速が良くて110km。平均球速はせいぜい100kmあるかどうかでした。


そのため今の球速では通用しないことを悟り、

「試合に出るため」にまずは球速アップに取り組んでいました。


まずは、球速アップのためにフォーム固めに取り組もうとプロ野球選手のピッチングフォームの連続写真を真似て、フォームの真似をすることから取り組みました。

フォームの真似をするのはいいのですが、私の運動神経の問題か下半身が使えていないことがコーチからの指摘でわかりました。


私はその指摘を受けて下半身主導のピッチングフォームを手に入れるべく、ひたすらピッチングに必要な体重移動の練習を繰り返していました。

そしていつしか私は走り込みやウエイトトレーニングの練習を疎かにするようになりました。


なぜなら、当時の私は「プロ野球選手のような下半身主導の綺麗なフォームで投げられるようになること」が目標になっていたからです。

ここまで読んでいただいてお気づきの方はいらっしゃると思いますが、私は完全に自分が練習に取り組む「目的」がすり替わっていました。


私はフォーム固めの練習を繰り返すことで、ある程度「下半身主導の綺麗なフォーム」で投げられるようになりました。ただ、球速はせいぜい130kmが出るか出ないか程度で野球部引退を迎えてしまいました。

当初の練習の取り組み目的であった「試合出場」は果たせたかというと、果たせませんでした。最後の夏の公式戦出場はメンバー落ち。

理由はシンプルでした。130km程度の綺麗なフォームのピッチャーは打者からすると打ちごろで、私は練習試合で登板するたびにボコボコに打たれたためです。非常に私は悩みました。フォームが綺麗になると球速も打ちごろになるために打たれてしまうと。


そんな当時の私は何が行けなかったのか?


結論からいうと、「手段の目的化」になっていたことが全ての原因だと考えています。

「手段の目的化」とは、本来の目的以上に手段そのものを目的にしてしまう状況のことを言います。


当時の私はそもそも「試合に出場すること」が練習に取り組む目的のはずでした。

ただ「試合に出場すること」という本来の目的を忘れて、「試合に出場する」ための手段である「球速をアップすること」、「球速をアップする」ための手段である「下半身主導の綺麗なフォームで投げること」に固執し、それがいつしか自分が練習に取り組む目的になってしまっていました。


当時のチーム状況を冷静にみると、140kmを投げる剛腕ピッチャーはいましたが、変化球やスローボールで打者をかわす軟投派のピッチャーはいませんでした。

もし本当に「試合に出場すること」が目的であったのであれば、私はチーム状況を冷静に見て、「球速アップ」に固執せず、軟投派のピッチャーに転向するという手段もありました。

目線を変えるという意味で140kmピッチャーから急に110kmピッチャーが投げてきたら、相手チームは絶対にやりにくいはずです。そういう意味で、私が試合に出場する活路は「軟投派」として活躍することだったと思います。


この「手段の目的化」は結構、日常でも起こり得ます。

例えば私の場合、最近このブログの読者さんを増やすためにツイッターを始めたのですが、いつしかツイッターのフォロワーを増やすことが目的になってしまい、ブログでいい記事を書いて読者さんに読んでもらうという本来の目的を一瞬見失ってしまいそうになりました。


そのために本来の目的は何だったのか?という振り返りを常々行うようこれからも意識していきたいと思います。