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PRを活かして本当に伝えたい人に届けるには?興味を持ってもらう伝え方、魅力的なライティングをするコツ!~第4期 広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第2回レポート~

2020.03.23 08:00

「この人想いを持って活動しているのに届けたい人にうまく想いが伝わってなくてもったいない」そう感じることが私はたたあり、どうしたら届けたい人に正しく伝えることができるのだろうと悩んでいました。


PRライター・プランナーはPR視点を持ち、届けたい相手に伝わるような言葉や表現に変え、伝えたい相手に届くツールを利用し、届けることができます。

今回の第2回めの講座では、実際に自分たちの好きなものをPRし、読み手にアクションを起こしてもらうにはどうするのかということまで想定しワークショップを行いました。その様子をPRライターであるみながレポートします。


そもそも読まれる確率が低いからこそ、伝えたいことを明確に!

情報がたくさんあり、簡単に自分がほしい情報を探せる時代。みなさんはどんな記事を読みたいと思い、クリックしているでしょうか。


おそらく、まずはタイトルを見てこの記事は自分に必要であるかどうかを瞬時に判断していると思います。そしてクリックしてから、見出しでどんな内容が書いてあるのかを想像し、さらに読み進めるかどうかを無意識に決めていると思います。

記事が読了される確率というのはだいたい25%ぐらいの数値であると言われており、つまり100本記事があったとしてもその中で最後まで読まれる記事は25本あるかどうかだといいます。


このようにそもそも読まれる確率が低いからこそ、読者の耳を開かせるには、結論から言うべきなのか、結論の手前から言うべきなのか、伝え方の順番を考え構成を練った方が読んでもらいやすくなります。


伝え方の順番を考えるうえで頭の中を整理しやすくするために、文字起こしと構成シートをつくることをおすすめします。

文字起こしをすることで要素を1個1個、論理的に当てはめることができ、要素を分けたうえで、どの情報から伝えるかを考えることができます。

そして、構成シートがあることにより、どの情報がどのことに紐づいているのかを俯瞰的に見ることができるため、自分の頭の中も整理しやすくなり、本当に伝えたいことを構成の入れ替えもしながら考えることができます。これは記事を書くときだけでなく、議事録を書く際や、プレゼンをする際にも活かせます。


いろんな情報にアクセスできる時代だからこそ、細かいターゲット設定が必要

今回の講座では、実際に自分たちの好きなもので文章を書き、読み手にアクションを起こしてもらうには?というワークショップを行いました。ここから学んだことは、まず、届けたい相手が誰なのかをしっかりと明確にし、その相手によって使う言葉や表現、内容を変えるということです。


ターゲット設定をする際は、性別・年齢・立場・住まい・趣味・どんな状況にある人なのか?など細かく考えます。

私たちのチームは“アロマを買ってもらう”というアクションを読者に起こしてもらうことをテーマにやっていたのですが、「ストレスを抱えている人」という設定だけでは、お客さまが買うという行動をとってはくれません。


男性の50代の方であれば、「どういう成分の入ったアロマで、こういうように〇時間作用しますよ。とアメリカの論文でも発表されています」というように語りかけるのが有効的かもしれないですし、27歳前後のお子さんがいらっしゃる方であれば、「このアロマはオーガニックなので、赤ちゃんと一緒に使っても大丈夫ですよ」というように語りかけるとほしいと思ってもらいやすいかもしれないです。


このようにだれに買ってほしいのかというのを事細かく設定しなければ、これは私のためのものだと思ってもらえず、人はアクションを起こしづらいということを学びました。

さらにターゲット設定をしたうえで、その人たちが今アロマにどのくらい興味があるのかで伝える内容が変わってきます。

前回のレポートにも書いたように、現在は個人の趣味嗜好が細分化されているからこそ、誰に届けたいのかをしっかりと考え、その人によりそった言葉選びが必要です。


ツールの特性を活かして届ける

現在はさまざまなツールでアプローチをかけることができます。オンラインであれば、SNS、コーポレートサイト、オウンドメディア、ブログがあり、オフラインであれば、イベント、個展などがあります。

このようにたくさんツールがある中で、それぞれのツールを有効的に活用するにはそれぞれの特性を理解することが必要です。


ツールの中には、ブログや、コーポレートサイト、オウンドメディアのように検索をかけることができ、書いた情報を貯めておくことができるストック型のものと、SNSのように書いたものが流れていってしまうフロー型のものがあります。

それぞれの役割を理解し、うまく活用していくことで、本当に届けたい相手に届けることができるのです。


たとえばイベントをした際に、このイベントでとても有益な情報を得たから自分の周りの人にも知ってほしいと思ったとします。

そのためには、まず、フロー型のものではなく、ストック型であるブログにレポートをまとめ、届けるためのツールとしてSNSを利用することで、より多くの人に読んでもらえることができるかもしれません。

このように、届けたい相手がどのツールにいるのかをしっかりと把握し、1つのことに対してそれをどうやっていろんな人に届けていくかという考え方がPRを活かしていくうえで大切であると講師のゆいさんが教えてくださりました。


第2回が終わってみての感想

第2回の講座を通して学んだことは、ただただ自分の想いや好きなことを発信していればいいというだけでは本当に伝えたい人には届かないのだということです。

しっかりと、自分の届けたい人はどんな人なのかを明確にしたうえで、じゃあどこにその人たちがいて、届けることができるのかというのを考えないと空まわりしているだけのように感じました。


また、文字起こしや構成をしっかりと組み立てることで、頭の中を整理することが苦手な私ではありましたが、俯瞰してみることができるので、とてもよい方法であると思いました。

今後も引きつづきPR視点を持ち、届けたい人にしっかりと届け、人の役に立てるようにがんばりたいと思います!


(執筆:PRライター 長嶋未菜)