先々
いつもスタジオを御利用頂き誠にありがとうございます。
今日はお世話になっておる設計事務所へ行ってきました。
彼女はリノベの天才で、白川郷などの古民家の改装も手掛けたり某学校の講師も務めておりました。
そんな彼女にお願いするのは新築の店舗ですが、図面も最終段階に入り形が見えてきました。
ここで皆様にお詫びがございます。
コロナウィルスの関係で建築部品の仕入れや銀行融資の審査が厳しくなったことなどにより、当初の予定より大幅に工期が遅れてしまいました。
申し訳ございません。
今後も皆様の期待に応えられる企業であれるよう、精進して参る所存です。
私たちは お客様が追い求める空間や快楽に非常に興味があります。
常に世を見張り、求められる理想像をストイックに追求していきます。
当スタジオがオープンした十数年前。
松本市近郊は まだフィットネス未開の地でした。
そこから時が経ち「コンビのように」とは言い過ぎですが、同業者も増え、皆様が健康的な生活を送るために寄与し非常に喜ばしいことだと捉えています。
しかし、ここから更に数年が経ったとき「近所だから便利」「最寄りだから楽」という発想でフィットネススタジオを選ぶ時代はあと2~3年ほどで終わりを告げる気がしています。
ある人にとっては、もう既にその発想は終わりを告げているかもしれません。
もちろん、近くに良いモノがあればベストですし、時代を問わず 厳選する という発想を持たないお客様層は当然いらっしゃりますが。
皆さんは美容室を「近所だから」という観点で探すでしょうか?
きっと他の理由や動機があるはずです。
フィットネスも全く同じ業界になっていくと思いませんか?
需要と供給が共に増え ソコでしか受けられない何か を見つけるのが難しいという時代になってきました。
上記のことを踏まえ、私たちが世の中に届けたいメッセージとは 遠くても行く意味のある場所 がもっともっと世の中に存在しなければ寂しいじゃん_(._.)_というお話です。
わざわざ県外に行ってまでチェーン店でお食事をするのが寂しいように、これからの時代は最寄りということが 兎角 意味を成さない時代になってきます。
これは単にスタッフ同士で話せばいいタワゴトではなく、お客様が特徴を持った施設に辿り着くための動線をはっきりと作ることが業者の使命であると捉えているからです。
そんなことを意識し始めた数年前から多店舗展開をするのは得策ではないと考えるようになったのです。
中途半端なお店が増えても、その空間でできることは知れています。
それよりも、遠くても非日常を経験できる空間のほうが よほど面白いです。
時間的に「最寄り」を探したいという考えは永遠に存在するわけですが、弊社としては 遠くからでも通いたい施設 となれるよう数店舗分の機能を詰め込み新店舗の設計にあたっています。
今回のコロナウィルスの騒動の中、比較的 悪影響を受けずに営業ができている この環境に安堵の気持ちと感謝の気持ちで一杯です。
一球入魂とは良く聞きますが、本当にそのような気持ちで 御来店くださるお客様に感謝の念をもって毎日を過ごしています。
お仕事がある、生活が成り立つ、とても嬉しいです。
皆様に支えて頂き大きくなった このスタジオですから、時代に逆行してでもチャレンジを続け、未だない空間をお客様と見られるよう今後も気を引き締めて参ります。
チャラさが売りの私でした。
いけませんね、こんな真面目じゃ。