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この会社で何がやりたいの?面接の質問から転職活動で足りない部分を理解する

2020.03.24 10:14

3月は一般的に就職活動をしている人の数が多いと言われています。


来年度に向けて採用が動き出したり

来年度に足りない分を埋め合わせるために求人が多いことも理由ですが

4月に新入社員が入ってくる入れ替わりで

区切りとしてその会社での仕事を自分の中ではやり切ったと考えて

転職活動を開始する人が多いとも言えます。


就職活動が縁だと言われるのも

入口がある時期と無い時期に開始するのでは

そもそもの結果が変わりますし

何より、転職活動を長く続けているために

慣れて上手くいくというプラスの可能性もあれば

長く決まっていないことに疑問を持たれるというマイナスの可能性も出てきます。


慣れは場数を踏む必要がありますが

企業の疑問はしっかりと説明をできれば問題はないので

応募者からすれば慣れるために面接をすることも多少は必要になります。


その中でしっかりと応募する企業のことを調べて

その結果、今まで知らなかった相性の良い企業という可能性だってあります。

それも一つの縁です。


入口があるから会社には入社できるので

入口を創るという視点は一旦置いておきますが

募集する企業の数が多い時期に活動をすることが

より縁に結びつきやすいと言えますよね。


もちろん、同じ求人に応募をする応募者の数も増えますから

差をつけて選ばれる必要はありますが

その意識があるかないかでも準備する内容も変わってきます。


採用人数は決まっているので、その枠に入らなければ入社は出来ません。

受験と違って数値化されているものでもないので

その結果の〇×はわかっても詳細で具体的な

〇の理由は「どれだけ評価をしているか」を誠意として伝えるために聞くことになりますが

×の理由はあまり教えてくれることもありません。


その会社の人材として合ってない

他の応募者と比較した結果

任せる仕事で計算ができない


などの大枠は教えてくれることはありますが

どの部分が?に関しては一人で就活をしていると

自分でたどり着くしかなく

その部分が準備をできていたら結果は違っているかもしれません。


ただ、面接の中でヒントを得ることは出来たりします。


経験から一つのエピソードをお伝えしますが


志望動機、転職理由、自己PRを質問されて

準備をして自信満々にしっかりと暗記した内容を話せたので

これはいけた!と思ったら


「それで、結局うちの会社で何がしたいの?」


と改めて質問をされてしまったことが筆者はあります。


いや、志望動機で言ったし

そもそも募集要項を読んで応募をしているから

やりたいのはその仕事だよね?

と混乱をして、職種名と志望動機をリピートしてしまい

結局お見送りになってしまいました。


これは、自分で準備してきた内容が相手の求める内容ではなかったとも言えますが

「うちの会社で」という部分と「なにがしたい」がリンクしておらず

軸がブレていた状態だったと今はわかります。


要約すると

志望動機:募集している仕事がやりたい

転職理由:より成長をできる環境を求めて

自己PR:前職の経験を生かして募集職種に挑戦したい


募集職種に前職の経験が必ず活きるわけではなく

その会社に入ったからといって必ず成長できるわけではありません。


とても抽象的で、「その職種をやりたい」という気持ちだけは強く

募集している企業にとってのメリットがこの内容だけではわかりません。


未経験のことに挑戦したいの?

募集職種をやりたいの?

成長がしたいの?


結局やりたいを伝えすぎてメインになる軸の部分がわからず

薄い内容になってしまった結果として

「それで、結局うちの会社で何がしたいの?」

と本当に知りたい部分をストレートに確認されてしまったわけです。


未経験の新しい職種に挑戦して成長したいんです!

と言われても

その成長の先にある企業のメリットと

既に持っているスキルでプラスに出来る内容を提示しないと

一般的などこでも動機として当てはまる内容ですので

「それはうちの会社じゃなくてもいいよね?」と思われてしまいますし

そのように確認をされてしまうこともあります。


情報を詰め込み過ぎて散らかりすぎても

結局は軸の部分を基に判断しますので

軸が見えなくなると逆効果です。


企業の採用は慈善事業ではないと聞きますが

そういった意味合いから

誰かの一方希望を叶えるためにありません。


成長意欲を持つことはとても大切ですが

企業は成長できる環境を用意はします

しかし、結局は自分次第で

待っていたら企業が成長をさせてくれるわけではありません。


成長を全面的に希望するとそうやって

他力での成長を期待していると捉えられてしまうこともあります。


「こういうふうにすれば成長できて」

「そのあとはこういうふうに活躍できる」

と成長のステップとその先の効果を道筋として説明できて

初めて成長が軸になります。


そういったフワッとした部分が企業の求めた(納得できる)内容ではなく、選考としては残念な結果になってしまったわけです。


一度聞かれた内容をまた質問されたり

似たような内容であったり

納得できず深く聞かれた部分があったら

その部分は改善のヒントになります。


準備の段階で「暗記」をしていると

変化球の質問に対応が出来ず

暗記の内容がそもそもブレていると

その時点で結果もわかってしまいます。


なので面接対策などの準備の時間は貴重で

客観的な意見で初めて気づくことも沢山あります。


自分では正解だと思っていても相手がそう思わなければ意味もなく

失敗の中で筆者は気づき、改善をしてきましたが

やはり具体的なお見送り理由を知って確信にも変わりました。


転職エージェントは面接対策として準備も通過の確率を上げるためのミッションとして取り組み

具体的なお見送り理由を回収して教えたうえで

転職活動の成功に向けた情報としても提供してくれます。

その先にある改善があって選考を通じて成長するという言い方も出来ます。


自分ですべてを確認するとなると相当な労力になり

改善のための情報は必要ですが、満足に集められるとも思えません。


面接の中に落ちているヒントなども重要ですが

それだけでは確信にはなりませんので

面接を受けた感触として自分がしっかり出来ているか?の目印にいったんしてみて

客観的な視点からも確信とするための情報をサービスを通じて得ることで

より質の高い活動ができるでしょう。


そのように改善をしないで数打てば当たるを繰り返すと

良い意味で慣れません。

失敗慣れしてしまい自信も失ってしまいます。

一回一回をしっかり振り返り改善があって慣れになりますので

その「振り返り」の方法を活用してみてください。