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社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

総額で計算したらすごいとわかったモノ

2020.03.24 13:56

私の父は今年90歳になります。

母は86歳。

父は工場労働者でした。

10代の頃から働いています。

高校には行っていません。

転職も何度かしています。


母は専業主婦からパートタイマーへ。

今でいう第3号被保険者です。

今でこそ第3号被保険者は強制加入ですが、

昔は任意加入でした。

任意加入の頃は自分で保険料を払う必要がありました。

母は任意加入はしていませんでした。


父は60歳で定年退職をして1年弱ぐらい他の会社で

仕事をしていましたが辞めそこから年金生活です。

この2人のこれまでの年金額をざっと計算してみると

6千万円になります。


年金については世代間格差の問題もありますので

書こうかどうしようか迷ったのですが‥。

父は決して給料が高いわけではなかったのですが、

長く働くとこれぐらいの金額になるのだなと

びっくりした次第でして。

長く働くと同時に長生きもポイントですが。


さて、個人年金保険の場合はどうでしょうか。

例えば1ヶ月10万円貰え、これが10年続く個人年金に

加入したとしたら総額で1200万円の年金となります。


但し、個人年金保険の欠点は「インフレに弱い」ことです。

何十年先の月10万円が今ぐらいの価値を持っているかどうかは

わかりませんね。


あとひとつは長生きに対応していないこと。

もちろん終身の個人年金保険であれば死ぬまでということに

なりますが、これだと相当保険料は高くなるはずです。


公的年金は支給額的には下がっていく運命でしょうが、

やはり侮れないと改めて思ったのでした。