探究心あふれるシェフのおもてなし「シンフォニー料理」を食べに。

加治木町の閑静な住宅街。一見すると普通の住居。

しかし、その〝小さなレストラン〟には思わず立ち止まってしまう不思議な国旗が…。

フランス？イタリア？「いえいえ、これは桜島のマグマの赤に、白は龍門滝の水しぶき、そして錦江湾の青と、加治木町の豊かな自然を表す緑です」。

そう語るのは、オーナーシェフの惠島さん。

「日本の四季と世界中の料理を調和したオリジナルの〝シンフォニー料理〟で皆さんを楽しませたい」と、独自性を追求する、熱くユーモアに富んだ料理人だ。

「旬の鮮魚のアクアパッツァスープパスタ」がメインのランチコース。鮮魚は季節に応じてキンメダイやカレイなど、時にはヤガラのような珍しい魚が登場することも。その他、季節のオーガニックサラダ・旬のアンティパスト・自家製クロワッサン・ドルチェプレート・コーヒー付きの全６品3300円。この日は、サラダに加治木町の隈原台地産にんじんのドレッシング、アンティパストとデザートには志布志産のイチゴが添えられ、季節の味が満載だ。

看板メニューは魚を丸ごと使う「旬の鮮魚のアクアパッツァ」。

その旨みたっぷりのスープを活かしたスープパスタがランチに登場。

イタリアントマトと国産トマトを別々に煮込んで仕上げた濃厚なスープが、もちもちのパスタに絡み、口いっぱいに広がった。

食材を最大限に活かし、固定概念にとらわれない味づくりを探究。

サーブまで1人でこなし、一皿一皿話し出したら止まらないのは、こだわりが詰まっている証しだ。そんな全力のもてなしこそが、この店最大の持ち味。

ぜひご賞味あれ！

JR錦江駅のすぐ近く。オリジナルの旗と立て看板を目印に。
わざわざ大隅方面や県外から車で来られる方もいるそう。

自宅の１階に設けられたレストランは、カウンター2席、テーブル12席。小さな子ども連れも利用しやすいように畳敷きのテーブル席も用意。「ゆっくり過ごしてもらうために、ランチ営業は基本的に１回転だけにしています」と惠島さん。事前の電話予約がオススメ。

加治木の小さなレストラン
Symphonyシンフォニー
姶良市加治木町新生町386（JR錦江駅から徒歩２分）

【TEL】0995-50-3689　※予約優先

【営】ランチ&カフェ 11:00〜17:00（ドルチェプレート１日10食限定）

　　　ディナー18:00〜21:00（３日前までに要予約）

          予算目安：昼 約1,700円〜3,300円 / 夜： 約5,000円〜

【休】毎週火曜・メンテナンス休暇あり

【P】4台