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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生23)

2020.03.25 05:20

翌朝、臣と隆二は乃愛を連れて、陽翔の家に向かっていた。




理太は自宅で廉とお留守番だ。




廉は若いが、なかなか優秀なベビーシッターだ。




理太も廉にはよくなついている。




今日は陽翔一家が母のいる北国へと旅立つ日だ。




隆二は手を繋いで並んで歩く乃愛を見ながら思った。




乃愛はまだこんなに小さいのに、最愛の母との別れを体験した。




息子の隆臣も今日初めて友人・陽翔との別れを経験することになる。




隆臣は、どこまで"別れ"を認識しているかどうかは分からないが、乃愛は違う。




母との別れは本当に辛かっただろう。




隆二への淡い恋心が、乃愛の生きる希望になっているなら、できることは何でもしてあげたいと思った。




乃愛を挟んだ向こう側に臣が歩いている。




乃愛と繋いだ手の振りが、心なしか弾んでるように見える。




もとはといえば、誰が発端で理愛があんな目にあったのか?




相手の女が100%悪いことも隆二には解ってる。




臣には何の罪もない。




だけどちょっと今日は浮かれすぎじゃないか?




そういえば乃愛も何だかウキウキしてるように見える。




何となく気になったので、まずは相方の臣に尋ねてみた。




「臣さぁ、何かいいことあった?」





つづく