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やりたいことをやるには、本音を承認してから

2016.05.11 08:14




昨日の記事【辞めたくても辞められない仕事からやる気を引き出す方法】

はたくさんの方からご感想・ご質問をいただきました。





ありがとうございます(*^^*)





今日はその中で

「心が動かない時に、どう行動との折り合いをつけるか」

というご質問について。










ここで少し昨日のおさらいを。






アドラーでは

「辞めたくても辞められない」

「頭では分かるけどできない」

という、心と身体、理性と感情、意識と無意識のような

要素に分けることはできない、

といいましたね。





これらは分けて考えるというよりも、

分けることができない全体として考える、

というわけです。





なので「辞めたくても辞められない」

ではなく、

「辞めたくない」

と考えるのです。





その理由は人によって様々。





失敗を避けたいからかもしれませんし、

収入が安定するからかもしれません。





2つの相反する想いが自分の中にある

(「辞めたい」&「辞められない」)

と考えると葛藤を生みます。





そうなんです、

そう考えることで自ら葛藤を生み出している

ということになるのですね。





そこに目を向けるのではなく、

「結局、自分は辞めたくないんだ」

という一つの想いという【全体】として考えることで

ご自身がとてもシンプルになっていきます。





よって、ご質問者さまの

「心が動かない時に、どう行動との折り合いをつけるか」

に当てはめると、

「心が動きたくない=動かない」

と言ってるということですね(*^^*)





これって、心の声、つまり本音。





わたしたちは本音を抜きにして

「本当はやりたいんだよ」という声

ばかりに注目してるということ。





上辺ばかりを気にして本音に気づかないでいると、

これこそ、偽ポジティブにもなりかねません。





本音をしっかりと味わわないと、

そりゃ動けもしませんものね(*^_^*)





そしてもっと言うならば、

「本当はやりたいんだよ」という言葉は

もしかしたら、

あなたの声ではなく

【世間の声】かもしれない、

ということ。





それを言うことで場合によっては、

架空の【世間の声】に応えようとしていることも。





何れにせよ、

「動かしたい」

と思うなら、

一度とことん自分の本音に付き合ってみることをお勧めします(*^_^*)






その時のポイントは、


「〜したいけど、できない」


じゃなく


「〜しない」


に変換して、実際に口に出してみてください。






ご自身が一番しっくりくる言葉を探すことが、

ご自身の本音を見つける手助けになります(*^_^*)





これは、昨日の投稿にも書いた

「自分への貢献感」

にもなりますね(*^_^*)





そして本音をしっかりと認めてあげた上で、

質問「じゃあ、どうする?」

とご自身に聴いて差し上げてください。





ご自身に質問したところで本音を承認しきれていなければ、

「イヤだ」

という答えが返ってくる可能性もあります。





その場合はトライアンドエラーで、

本音を承認→質問「じゃあ、どうする?」→本音を承認→質問→…

という風に何度も繰り返してみてください。





本音を汲み取ってくれた嬉しさから、

徐々にかもしれませんが、

身体が動いてくれるようになりますよ(*^_^*)