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MATSUO SUZURI

南仏の想い出②

2020.03.27 13:56


コンクールから8ヶ月後、2013年夏に再び南フランスを訪れました。


冬のコンクールの時とは違って、夏の日差しで町全体が明るく鮮やかに。


こちらはSète駅↓

今回は、前年のコンクールの褒賞公演として南仏の音楽祭に招かれ、2都市でリサイタルを行うためにやってきました。





まずはカルカッソンヌにあるコーヌ・ミネルヴォワ修道院でのリサイタル。


TGVを降りると、優しいおじさんが車で迎えに来てくれていて、会場近くの宿まで送り届けてくれました。

Caunes-Minervoisの修道院

2013年8月12日19時〜


屋外でのステージは生まれて初めて

夜19時でもこの明るさ

本番中に日焼けするほど☀️


そしてリサイタル終えて、クタクタで宿に戻ると、「このまますぐ次の都市へ車移動する」と言われ、日付を超えても到着しない地獄の移動でした😭🚘


到着した先はあるフランス人一家のお宅で、そこからホームステイすることになりました。 

移動やリサイタルの疲れと、気を使うホームステイでちょっと限界になりつつ・・・


そのお宅ではピアノを練習させてもらったり、子供たちと遊んだり、一家と車でお出かけしたりしました。




そして2公演目(一応こちらがメイン)

会場となったヴァルマーニュ修道院で、昼間にリハーサルをしているところ



12世期に建てられた荘厳な石造りの修道院には大きな礼拝堂があり、そこにピアノが運び込まれました。

両サイドに見えるのはワインの巨大な樽🍷


こんな天井の高い会場は初めて!!!

残響がすごかった…


演奏しているステージ部分は特に天井が高く、よく見るとコウモリの姿が!!!



2013年8月15日ヴァルマーニュ修道院

21時スタート!


日本では考えられない遅さですが、日の長い南仏の夏、ディナーを楽しんだあと大人たちがコンサートを楽しむ習慣があるので、意外とこれが普通のようです。



入り口↑

ワイン好きな人、修道院の建築を観に来る人など、観光名所としても有名です。


こちらは本番前に過ごしていた控え室↑

ステンドグラスが美しい✨


美しい回廊や中庭


そしていよいよ21時になり、

昼間の明るい修道院がこんな風に様変わり


リサイタルの様子です↓

薄暗い礼拝堂と照明でこんな素敵な空間になりました。

アンコールに至るまで、常に温かい拍手でエールを送ってくださった現地の方々、終演後も嬉しいお言葉をたくさんいただきました。




翌日はホッと一息、街を散策


さぁ、パリに戻りましょう🚃