南仏の想い出②
コンクールから8ヶ月後、2013年夏に再び南フランスを訪れました。
冬のコンクールの時とは違って、夏の日差しで町全体が明るく鮮やかに。
こちらはSète駅↓
今回は、前年のコンクールの褒賞公演として南仏の音楽祭に招かれ、2都市でリサイタルを行うためにやってきました。
まずはカルカッソンヌにあるコーヌ・ミネルヴォワ修道院でのリサイタル。
TGVを降りると、優しいおじさんが車で迎えに来てくれていて、会場近くの宿まで送り届けてくれました。
Caunes-Minervoisの修道院
2013年8月12日19時〜
屋外でのステージは生まれて初めて
夜19時でもこの明るさ
本番中に日焼けするほど☀️
そしてリサイタル終えて、クタクタで宿に戻ると、「このまますぐ次の都市へ車移動する」と言われ、日付を超えても到着しない地獄の移動でした😭🚘
到着した先はあるフランス人一家のお宅で、そこからホームステイすることになりました。
移動やリサイタルの疲れと、気を使うホームステイでちょっと限界になりつつ・・・
そのお宅ではピアノを練習させてもらったり、子供たちと遊んだり、一家と車でお出かけしたりしました。
そして2公演目(一応こちらがメイン)
会場となったヴァルマーニュ修道院で、昼間にリハーサルをしているところ
12世期に建てられた荘厳な石造りの修道院には大きな礼拝堂があり、そこにピアノが運び込まれました。
両サイドに見えるのはワインの巨大な樽🍷
こんな天井の高い会場は初めて!!!
残響がすごかった…
演奏しているステージ部分は特に天井が高く、よく見るとコウモリの姿が!!!
21時スタート!
日本では考えられない遅さですが、日の長い南仏の夏、ディナーを楽しんだあと大人たちがコンサートを楽しむ習慣があるので、意外とこれが普通のようです。
入り口↑
ワイン好きな人、修道院の建築を観に来る人など、観光名所としても有名です。
こちらは本番前に過ごしていた控え室↑
ステンドグラスが美しい✨
美しい回廊や中庭
そしていよいよ21時になり、
昼間の明るい修道院がこんな風に様変わり
リサイタルの様子です↓
薄暗い礼拝堂と照明でこんな素敵な空間になりました。
アンコールに至るまで、常に温かい拍手でエールを送ってくださった現地の方々、終演後も嬉しいお言葉をたくさんいただきました。
翌日はホッと一息、街を散策
さぁ、パリに戻りましょう🚃