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過去の意味不明なショートショート①「廃店、シャッター」

2020.03.27 16:23

右ねじです。

さっきふとmixiにログインしてみたら、自分が書いたはずなのに、意味がわからない日記がありました。

たぶんサークルのラジオドラマ用のスクリプト?だと思うんですが…


これ、最後の一文、どういう意味だか誰か教えてください


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「廃店、シャッター」


昔から、シャッターの降りた店をみると、足が止まる。 

その店のかつての姿が知りたくて、近くの人なり店なりに聞いて回ってしまう。 

幼い頃はそれで両親によく怒られたものだが、年を重ねるにつれてあきらめたようだった。 

調べた店のことは、ノートにまとめてある。かなりくわしく書いたので、それを見れば迷わずたどり着けるように地図も入れてあった。 

今は、それをブログに公開して、予想以上の好評をいただいている。 

私は大学生となり、より自由になった身を、シャッターさがしに投じていた。

 

あれは、私が所属するサークルの合宿の、買出しで寄った町からの帰り道だった。 

合宿所に近づき現れたのは、異様なほど繁盛している商店街。どうやらアニメで町おこしをしているらしく、若い男女がたくさん、歩いていた。 

かなり作品と強力なタッグを組んでいるのか、「作中でだれだれが食べた!」と冠する商品が多く、無表情の老婆が真剣にアニメを見つめる様子を想像してしまった。 

そんな様子で、あちこちの軒先に人だかりができる中、シャッターを探し歩いた。 


「金つば、福梅、おだまき・・・。気持ちの良いくらいに、アニメに出たお菓子だけが売れてますね。」 

私よりすこし背の低い男の子が、老人たちを見つめて言った。私の後輩で、アニメ好きらしい。 

シャッター好きだと話したら、面白がって付いて来てくれた。 

「逆に、当たり前なんですけど、金物屋がさびしげに見えます。」 

こういう差を見ると、商店街で軋轢が生じるんじゃないかと心配になる。 

将来的にシャッター化しそうなのは、和菓子の方であるのだが。 


 商店街の奥に、神社があった。一応、お参りをしていく。 

「残念だなあ、先輩の好きなシャッターが見れなくって。」 

そうだね、と、私は合掌をする。 

境内から降りる階段を下りる。 


―襖の奥がどうなってるか、金物屋に聞いてみよう。