思わず経験すること
相手が投げようとしているのに逆に投げられるというワザみたいで、相手の力を利用する方法ということなのですが、格闘技をやっていると、無意識に、こういう経験をする時があります。
しかし、意図してやっているのではないので、たまたま、かかるようにして相手が倒れたということを経験することがあります。たぶん、どんなスポーツでもありえると思います。
そういう経験を一度や二度はあるのではないかと思います。そして、それを意図してやろうとしてもうまくいきません。
つまり、実践でやろうと思っても、そう簡単にできるものではないということです。
しかし、この現象は、初心者であっても起こることがあります。試合で起こると奇跡が起こったみたいに思うことがある訳です。
でも、意図して出来なければワザだとは思えません。だからそういう返し技を当時は研究したことがありませんでした。センスがなかったなぁ~と思います。
学生の時にこの動画を知っていれば、きっと研究していたでしょうね。
だから知識ってもの凄く大事です。
しかし、知識があるのと、できるのは違います。これを身体に覚え込ませないと絶対にできません。特に実践では99%無理です。
これを習得するには長い年月がかかっただろうなと思います。特に私のように人に教えてもらうのが嫌いな人間にとっては、長い時間かかったろうと思います。
今は、こんなに沢山の動画がでていて、知識が沢山あるのに、それを研究したり、応用したりしようとしないなら、ホントにもったいないな~って思います。
これは何も武術に関することだけではありません。私も動画を色々公開してきましたが、やれる人がいるんだから、やろうと思ったらできるはずなんです。昔は秘密だったものが、沢山後悔されています。わかった人が、動画や文章で沢山公開しています。それを利用しない手はありませんからね。
しかし、こういうことを真似しようとするには、知識を捨ててアホになってやり続けないと出来ません。
これだけは事実です。
やっているといつのまにかつながってくる。
少しずつ、少しずつつながっていくのです。焦る人は絶対につながりません。それだけは言えます。
実践と理論の違いは、近いようでもの凄く遠い。