書き上げるための怨念と興奮
自粛につき・・・
大量の本を読みまくり、
大量の映画やドラマを観まくり、
世界中の音楽を聴きまくっています
本に関しては最近、
ドキュメンタリーに引き込まれることがとても多い。
でもドキュメンタリー作品にも、
ものすごく、読ませる力がある本とそうでもないものがあり、
事実を切り取っただけの文章ではないことがよくわかる。
まさに「作家」。
歴史は語り手によって、多少色が変わってしまうのだろうなと。
でも「事実」の羅列だけでは、心に残らないんだよねぇ。
ドキュメンタリー作品の筆のモチベーションは
怒りや悲しさ、不条理に対する葛藤であることが多い。
でも怒りや恨みって、創作活動には欠かせないもののように思う。
司馬遷だってだって、屈辱的な冤罪で宦官の状態にされても
書き残すのが自分の使命、という動機で死なない決意をし
「史記」を書き上げた。
動機に怨念あり。
このことを書き残さずして死ぬものか!
創作は楽なものじゃないからこそ
その感情が、しんどい作業をさせる力になるのだろうな
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素敵な音楽もいっぱい出会ってムフムフしてるんだけど、
色々ありすぎるので、また別の機会として、
はからずも英単語学習になってしまったPVを、記録がてら。
ボーッと見てたら色々スラングが出てきて、調べてしまった。
D-BAG!=最低、やなやつ!!!
MEATHEAD=筋肉バカ、バカマッチョ
DREAMBOAT=理想の恋人
ARTBOY=アート系男子(大抵はクールでセンスある感じ)
そうして、ARTBOYの延長で「Artboy Meets Artgirl」という曲が出てきて、
へぇ、デンマークのインディーバンドなんだ〜とアルバムまで聞いてみたりして。
たった一つの単語からも、広がっていく音楽。
音楽に出会うには、本当にいい時代。
のほほんとしてたら、人は作品などつくらない。
周りの人を置き去りにするくらいの、トキメキや興奮、
あるいは、嫌なものに顔を突っ込んでまで感じる怒りや慟哭か、
そんなものが、創作のねっこに潜んでいる気がする。