【活動レポート】子育ての中に溶け込むソーシャルグッドを集めよう!MIRAISソーシャルグッド月間~前編~
MIRAISでは、2020年1月30日から2月29日までの1ヶ月間をソーシャルグッド月間と題して、「子育ての中に溶け込むソーシャルグッド」な情報を共有したり、実践する取り組みを行いました。
本取り組みは、社会との繋がりに目を向ける機会を増やしたい。
多様なバックグラウンドを持つMIRAISメンバーの知識や経験を共有し、“今まで知らなかったソーシャルグッドな選択肢”に出会う機会を増やしたい、という想いから始まりました。
メンバーからの知識や経験談を募集するとともに、4回のオンラインイベントを実施。
部活やチームでもソーシャルグッドを意識した企画や話し合いが行われました。
今回は、その概要を前編と後編に分けてご紹介いたします。
今回は前編、オンラインイベントvol.1~3の紹介です。
オンラインイベントVol.1 ”フェアトレードから考えるお買い物”
プレゼンターは大学時代にフェアトレード団体の代表として活動していた”どらちゃん”と、MIRAISのコーヒー部代表の”ちりちり”。
2人がフェアトレードショップ ネパリ・バザーロさん(https://www.verda.bz/)を訪問し、その際に伺った話やコーヒにまつわるフェアトレ―ドについての情報を共有してくれました。
「国内の生産者とつながるお買い物も国内のフェアトレード」という言葉を聞いて、壮大と思われた話題がグッと身近に。
コーヒーの話では、カップ1杯の売上の内、生産者の利益は1-3%という事実に、思わず手元のコーヒーカップを見つめ直す一幕も。
参加者同士、生活の中で何ができるか話し合い、
「“○○さんがつくった大根” のように、どこでどんなふうに作られたかちゃんと語れる日がある食卓にしたい」「今まで素通りしていたフェアトレードラベルや認証ラベルも気にかけていきたい」などの考えを共有しました。
<Let’s action -参考情報->
★フェアトレードショップ ネパリ・バザーロさんはオンラインでも購入可です。
ネパリ・バザーロ https://www.verda.bz/
オンラインイベントVol.2 ”今森で起きていること”
プレゼンターは、大学院で森林生態学を専攻し、仕事でも林業に携わっている”よねぞー”と、MIRAISのんびり植物部部長で、木育インストラクターの”さとちゃん”。
森のはたらきから、国内海外の森事情、国内林業の課題、今日からできることなど “モリ”沢山な話が聞けました。
『国土の66%は森林』という事実に「多‼」と驚きの声。
一方で、林業の担い手不足で手入れがされず暗くて荒れた森が多い。それが豪雨による土砂崩れにも繋がっているという現状を聞き複雑な気持にもになりました。
私たちに今日からできることは、身近な情報源から“森を知る”こと。木製品の利用を通じて“森を使う”こと。レジャーや体験型アクティビティなどで“森にいく”ことだそうです。
「木は子供の感性を養う。循環的に学ぶことができる。」という話に「自然の中に子どもをもっと連れて行きたい」という参加者の声が聞こえてきました。
<Let’s action -参考情報->
★森ナビ 全国の森づくりコミッションや森づくり活動団体等を紹介するポータルサイト。
イベントやプログラムについての参考に。
http://www.morinavi.com/volunteer/start-new-activity
★全国各地の国立公園等では,文部科学省と連携して,自然や環境の大切さを学ぶ機会を提供する「子どもパークレンジャー事業」を実施
https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/
オンラインイベントVol.3 ”自分を知ろう、他人を知ろう〜心とからだの話〜”
プレゼンターは、MIRAISメンバーで日々ソーシャルグッドを実践している3名。
一人目は、国際交流NPO『Nagomi Visit』(https://nagomivisit.jp/)の副代表“ありさ”。
「多様性は大事じゃなくて必須」。
アメリカで生まれ育ち、「多様性」や「多文化共生」を考える環境で育ったからこそ言える、強いメッセージを発信してくれました。
「『日本は移民国家になる』0歳の娘が40代になる頃には、人口の12%はハーフや外国籍の人たちになる」という言葉には思わず目が見開く。
親である私たちから、日本や日本人に対する固定概念を変えていかなくては、と意識を新たにできました。
二人目は、女性の身体や健康について知識を深めている“ただまき”
「自分の身体と仲良くなろう」というテーマで話をしてくれました。
デリケートゾーンのケアの話から、参加者の熱烈リクエストにより骨盤底筋トレーニングの即興講座もしてくれました。
「ラブライブカウンセリング」や「LOVEもみレッスン」といったパートナーとのコミュニケーションに役立つ講座の紹介や、子宮頸がんや乳がん検診の基礎知識の説明まで、普段は人に聞きづらい内容もみんなで意見交換することができました。
三人目は、MIRAIS内でも知識の豊富さが光る"こえりん”。
「知ることは守ること」と題して、子どもを性犯罪から守るための家庭内教育について話をしてくれました。
性犯罪で狙われやすいのは、性犯罪をよく分かっていない子。親子でどんな犯罪なのか、被害にあったときにどう対処するのか話しておくことが大切。「いかない。のらない。おお声で叫ぶ。すぐに逃げる。しらせる。」「い・か・の・お・す・し」と覚えながら、身近におこり得る危険について話し合っておくことの重要性をしっかりと受け止めました。
皆の学びをシェアした一枚
<Let’s action -参考情報->
★世界中の旅人と食卓を囲むホームビジット
国際交流NPO『Nagomi Visit』https://nagomivisit.jp/
★人生がより豊かになるスキンシップコミュニケーション
「ラブライブカウンセリング」「LOVEもみレッスン」http://olivia-catmint.com/
1人で見える世界には限界がある。でも、皆の見ている世界をシェアしたら、こんなにも見える世界が広がる!気づくことがある!とイベントの度に感動がありました。
今後も、多様な人々と交流し、気づきを得て、自分や家族の行動を考えて行けるようになりたいです。
後編は、オンラインイベントVol.4と部活やチームで行われた取り組みについてお伝えします。お楽しみに!