自分に言い聞かせるのを止めて、まずは共感する
2020年3月29日の記事を加筆・修正して再投稿いたします。
皆さんは、ご自分に言い聞かせたりしていますか?
例えば、
「弱気になるな」
「こんなことに負けるな」
「がんばれ自分」
「やればできる」
など、一生懸命生きている人ほどやりがちですよね。
これ、自分の本当の心の声を無視していると思いませんか?
自分に厳し過ぎませんか?
自分を鼓舞するために時には必要なこともあるかもしれないけど、延々とこれをやられたら、自分がかわいそうになりませんか?
言い聞かせは、時には、また人によっては有効なこともあるでしょう。
けど、生きづらさを抱えている人は、おそらく辛くなると思います。
「怖い」と思っているのに「怖くない」と否定しても無理があります。
「もうダメだ」と思っているのに「やればできる」と言われても辛いだけじゃないでしょうか。
これ、他人にやられたらどう思うでしょう。
イラッときませんか?
でも、人は自分には平然とやってしまうんですよね。
本音を心の奥へ押し込めてしまう。
何らかのSOSかもしれないのに。
で、SOSを出しているのに、自分すら気づかず救ってくれない。
そうなると「あぁやっぱり自分はわかってもらえない」と、自分で自分を諦めかねません。
これは確実に自分からパワーを奪います。
また、言い聞かせることで、息は詰まるし身体は緊張して固くなってしまうし、あまり良い状態とは言えませんね。
言い聞かせることで、息は詰まるし体は緊張して固くなってしまうし、あまり良い状態とは言えませんね。
当然、実力も発揮しにくくなるでしょうね。
また、人生まで固定化されて変化しにくくなると言われています。
言い聞かせをしている内は真の自己成長がないそう。
ということで、このような自己暗示や下手なポジティブシンキングなどは、自己探求を深めることの邪魔になり得ます。
自己探求は自分の内側と丁寧に対話すること。人生をより良くするために重要です。
では、どうしたらいいのか?
言い聞かせるのを止める。
怖ければ「怖いという思いがあるな」と認めてあげて、「怖いね、怖いよね」と自分に同意、共感してあげる。
すると、心身ともに緩むと思います。
緊張して固い状態より緩んだ状態の方が、より実力を発揮しやすくなるんです。
感情や思いは、抑圧すればするほど強くなります。
だから、それがあると認めることはとても大事です。
自分に共感した後は、自分の内側の深い部分に問いかけたりすると、思いがけない言葉や感情や思いが出てくるかもしれません。
この時に、身体の感覚を意識しないと、頭だけの納得という自己探求とは程遠いことになってしまうので気をつけてください。
ご自身では難しようであれば、専門家にご相談してみてくださいね。
私もトークセッションでお手伝いできるかもしれません。
自分に優しくね。
自分の正直な気持ちをないことにしないで。
自分に優しくしてもわがままにはなりません。
逆に他人に優しくなれると思いますよ。
心と体の調整で「自分と一致団結」をお手伝いする
心理セラピスト*長沼美恵