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購買意欲を生む、ニューヨーク有名おもちゃ屋FAOシュワルツの工夫。ワクワクする空間づくりと体験の提供こそがカギ

2020.03.31 14:00

こんにちは!ニューヨークでコリビング(Co-living)ビジネスを展開する「Crossover」が提供する、起業家支援プログラムに参加している増澤望美です。


これから2か月間、ニューヨークで生活することになります。起業家支援プログラムついては、プレスリリースをご参照ください。


>>2か月間のニューヨーク滞在費が”無料”に。起業を目指す若者にチャンスを。20代での海外起業から9年目、ニューヨークのシェアハウス&Co-living「Crossover」代表取締役 君島和也よりメッセージも


わたしは、「自分が最も輝け、そして自分らしく生きていけるビジネスをしたい!」との思いから、インスピレーションを求めてニューヨークにやって来ました。

この街は、ほんとうにエネルギーに満ち溢れていて、その分喜怒哀楽も多く、人間らしく生きている人が多い場所でもあります。

ここから、自分らしく生きるヒントを受け取り、ビジネスにも落としこんでいきたい。そう意識してリアルに感じた生の情報を、ニューヨークからお届けしたいと思います。


今回はまったく予定をしていなかったのに、心が動いたことによってお金も動いた実体験の話です。

舞台となるお店はニューヨークで有名な、1862年創業の老舗玩具店「FAOシュワルツ」。日本ではクリスマスシーズンに必ずといっていいほどテレビで放送される、「ホームアローン」シリーズの中で出てくる、おもちゃ屋さんです。


1歩入るとそこは、自然とワクワクが溢れる仕掛けいっぱいの空間

店内に入り、まず聞こえてきたのは足元に何かが近づいてくる音。びっくりして下を覗き込むと、スタッフさんが操縦するラジコンカーが、わたしの足元目がけて走ってくるではありませんか。

と思うと、今度は頭上からブーメランが飛んできます。とっさに避けたと思ったら、別方向からは、髪の毛すれすれをかすめて飛んでいくドローンの飛行機。


改めて周りを見回してみると、店内の至るところでスタッフさんたちが楽しそうにおもちゃを使って遊んでいたのでした。

笑顔や声援が溢れる店内では、人のワクワクが伝染する空間が作り上げられていたのです。


人の目線を一気に惹きつける、店内のデモンストレーションの嵐

そしてこのお店の特徴は、至るところにあるデモンストレーションのカウンター。

「魔法のペンだよ。何色が好きだい?」と声をかける男性スタッフさんは、沢山のカラーペンを使いスラスラと絵を描いていきます。

書いた絵の上から違うカラーペンの色を重ねると、なんとなぞった部分がまったく違う色になるではありませんか。彼は手を動かしながら、ジェスチャーを交えて情熱的にこの商品の魅力を伝えつづけてきます。


先ほどまで商品の存在すら知らなかったわたしも、魔法のペンの使い方や特徴まで理解できたのです。これがもし、棚に置かれているだけの状況だとしたら、こちらが知り得た情報量はもっと少なかったはずです。

そして彼はひと通りの説明を終えると値段を伝えながら、ペンをお客さんの手の中に持たせていました。実際に触ることで、商品と自分の距離がグッと縮まり、保有効果も働き手放したくなくなってしまうものです。

わたしも「自分でも書いてみたい!」と高なる気持ちを抑えられず、思わずペンをカゴに入れたのでした。


人の心が動けばお金も動く

結局、なにも買うつもりのなかったはずのわたしは、FAOシュワルツの袋を下げて店内から出ることになりました。

袋を抱えたわたしは「もしここがふつうのおもちゃ屋さんで、ただ商品が並べてあるだけの場所だったとしても買っただろうか?」と自問自答しましたが、答えはやっぱり「NO」。


今回買った魔法のペンも対して気に止めなかった、もしくはたくさんある商品の中で気付くことすらなかったかもしれません。

しかし、店内の至る場所でスタッフさんやお客さんがおもちゃで遊んでいるワクワクする空間と、目の前で繰り広げられた魅力的なデモンストレーションとの相乗効果で見事、「ほしい!」と思わされたのです。


人の心が動けばお金も動く。そんなリアルな体験をまたひとつ、ここニューヨークですることができました。

新たなビジネスのインスピレーションをニューヨークであなたも感じてください。ニューヨークでの住まいのサポートはCrossoverにお任せすると、安心ですよ!

>>Crossover 公式サイト