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色彩(カラー)が生かせるフィールド - インテリア編 -

2020.03.28 04:00

私たちの日々の暮らしに、深く関わりがある「インテリア」。 

壁や床、ファニチャー、調度品など、たくさんのエレメントで構成されるインテリアを、 

思いどおりにコーディネートするための「Key」になるのが「色彩(カラー)」です。   


インテリアには、様々な利用用途があります。 

例えば、リビングのように、家族のくつろぎの場でもあり、来客をもてなす場でもある「パブリックゾーン」もあれば、 

寝室や子ども部屋のような「プライベートゾーン」もあるため、 

それぞれの利用目的により、求められるコーディネートは異なります。 


インテリアは、ファッションのように日々変えるものではなく、長く付き合うもの。

快適に過ごせる空間をつくるために、色彩(カラー)の知識が役立ちます。  


コーディネートするアイテムが多いインテリアでは、 

自分の好みのものをそのまま飾るだけでは、まとまりがなく、乱雑なイメージになってしまうことがあります。 

これをうまく取りまとめ、コーディネートしてくれるのが、色彩(カラー)です。 

色彩(カラー)を「Key」にすることで、各エレメントの形態、素材との相乗効果が生まれ、 

「カジュアルで明るく」「クールでモダンに」など、思いどおりのイメージに仕上げることができます。


また、インテリアにおいて重要な要素のひとつである「照明」のコーディネートにも、色彩(カラー)の知識が必須です。 

照明の色、照度(明るさ)によって、 同じ空間でも大きくイメージが変わります。 

リラックスしたい時にはあたたかい光色(オレンジ系の光)にし、照度を低めにすると、落ち着いた雰囲気になります。

クールな光色(白〜青白い光)で、照度を高めにすれば、すっきりとした雰囲気になり、仕事や勉強がはかどります。

現在はLEDランプが普及し、一般家庭でも、時間帯やライフスタイルによって、調色(光の色の調節)や調光(光の強さの調節)が比較的自由に行えるようになりました。

色彩(カラー)の知識を生かし、照明を上手くコントロールすれば、

日中は「さわやかな」、夜は「落ち着いた」などの空間演出も可能です。


色彩調和、色の心理的効果、光と色の関係など、 

色彩(カラー)の知識を生かしコーディネートしたインテリアは、 日々の暮らしをより豊かにしてくれることでしょう!


色彩(カラー)が生かせる仕事