色彩(カラー)が生かせるフィールド - インテリア編 -
私たちの日々の暮らしに、深く関わりがある「インテリア」。
壁や床、ファニチャー、調度品など、たくさんのエレメントで構成されるインテリアを、
思いどおりにコーディネートするための「Key」になるのが「色彩(カラー)」です。
インテリアには、様々な利用用途があります。
例えば、リビングのように、家族のくつろぎの場でもあり、来客をもてなす場でもある「パブリックゾーン」もあれば、
寝室や子ども部屋のような「プライベートゾーン」もあるため、
それぞれの利用目的により、求められるコーディネートは異なります。
インテリアは、ファッションのように日々変えるものではなく、長く付き合うもの。
快適に過ごせる空間をつくるために、色彩(カラー)の知識が役立ちます。
コーディネートするアイテムが多いインテリアでは、
自分の好みのものをそのまま飾るだけでは、まとまりがなく、乱雑なイメージになってしまうことがあります。
これをうまく取りまとめ、コーディネートしてくれるのが、色彩(カラー)です。
色彩(カラー)を「Key」にすることで、各エレメントの形態、素材との相乗効果が生まれ、
「カジュアルで明るく」「クールでモダンに」など、思いどおりのイメージに仕上げることができます。
また、インテリアにおいて重要な要素のひとつである「照明」のコーディネートにも、色彩(カラー)の知識が必須です。
照明の色、照度(明るさ)によって、 同じ空間でも大きくイメージが変わります。
リラックスしたい時にはあたたかい光色(オレンジ系の光)にし、照度を低めにすると、落ち着いた雰囲気になります。
クールな光色(白〜青白い光)で、照度を高めにすれば、すっきりとした雰囲気になり、仕事や勉強がはかどります。
現在はLEDランプが普及し、一般家庭でも、時間帯やライフスタイルによって、調色(光の色の調節)や調光(光の強さの調節)が比較的自由に行えるようになりました。
色彩(カラー)の知識を生かし、照明を上手くコントロールすれば、
日中は「さわやかな」、夜は「落ち着いた」などの空間演出も可能です。
色彩調和、色の心理的効果、光と色の関係など、
色彩(カラー)の知識を生かしコーディネートしたインテリアは、 日々の暮らしをより豊かにしてくれることでしょう!
色彩(カラー)が生かせる仕事
- インテリア雑貨店/家具店
- 住宅展示場/ショールーム
- ハウジングメーカー
- 不動産関連会社(リノベーション)
- 建築デザイン/インテリアデザイン会社
- インテリアコーディネーター
- 住宅施工会社/リフォーム会社
- 住環境福祉コーディネーター
- エクステリア(外装)メーカー
- 照明/各部材メーカー