昔話 。
2020.04.02 13:25
思い返せば、
自分は、親不孝だと思う。
何かの才能に開花することも無く、
特別、勉強が得意だった訳も無く、
その代わりに、お利口だった事も無い。
お母さん、お父さん、弟。
家族は、本音で、大好きなんだけれど、
どこか、自分の中で、
冷たい態度が抜けない。
21歳で、子供が出来て、結婚した今、
全くお兄ちゃんらしい事してやれなかったなと、
弟には申し訳なく思う。
勉強、教えてやりたかったし、
好きな子の話とか、中学や高校の話とか、
思春期らしい相談相手になりたかった。
21歳という若さでマイホームを買った今、
親孝行もしないまま、
親には気遣いばかりさせているだろう。
もっと、素敵な息子で居たかったと思う。
迷惑を掛けて、掛けて、掛け続けて、
冷たい態度で、ろくに恩返しもしない自分に、
ずっとずっと味方で居てくれる家族があるから、
こうして、幸せな家庭を築けている。
人生は、楽しいな、と、
思うその一瞬一瞬に、
親の愛がある。
自分は恵まれた子なのだと思う。
お父さんには、
ずっとずっと、反抗期で、
本当に申し訳ないと思う。
自分でも、反抗期の辞め方が分からない。
でもいつか、
笑って酒を飲めたらいいな。
早い内に。
弟には、
もっと人生の相談役になってやりたいし、
その為にいっぱい賢い兄ちゃんになるから、
今は精一杯に、青春してほしい。
いつか彼女を、紹介してほしい。
お母さんは、