NO吸入療法
2022.08.15 04:18
ポイント(成人の心臓手術の周術期使用)
成人は、20ppmスタートで、40ppmまで増量可。
これ以上にすると、メトヘモグロビン血症による酸素運搬能の低下 または 吸入NO2濃度上昇による急性の肺損傷が生じる可能性がある。血ガスでのMetHb濃度を注意して見てみよう!
効果発現は速やかで、投与後5〜20分で肺動脈圧の低下や酸素化の改善が見られる。
十分な効果が得られない場合、投与後10分以上あけて、増量することができる。
本剤開始30分後も血行動態や酸素化の改善が見られなければ、投与中止を検討する。
離脱の際は、1ppmまで徐々に漸減し、1ppmで安定していれば12時間毎に離脱を試みる。高容量のまま投与を急に中止すると、肺動脈圧の上昇や酸素化の悪化が生じることがある。
上級医からのアドバイス
右心から左心への血流が良くなるため、重度の左心不全では使用をよーく検討すること。