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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

言葉は世界を変える、かもしれない

2016.05.12 15:42



最近、相談を受けました。

「新しいクラスになかなか馴染めない」。

その子は少し遠くの高校へ行った為、周りに友達が居ない状況からのスタート。

その子にプレゼントしたお話があります。「詩人と物乞い」というお話です。



黒メガネをした物乞いの前を通った詩人。
物乞いの首に下げられた札には「私は目が見えません」と書いてありました。
でも、彼の目の前のお椀にはお金はほとんど入っていません。

詩人は「下げ札の言葉を変えてもいいか」と話しかけました。

物乞いは了承し、詩人は新しい言葉を札に書きこみました。

するとそれからすぐの間に、

空だったお椀からはお金が溢れ、

物乞いにやさしい言葉をかけてくれる人も出てくるようになりました。

「なんと書いてあるのですか?」物乞いは堪らず通行人に聞きました。

下げ札には、たった2行、こう書いてありました。


「春はまもなくやってきます。でも、私はそれを見ることができません」



同じ事実でも、言葉や伝え方で効果・印象は変わる。



翌日からその子は、クラスの子に何かして貰ったときに

「あっごめんなさい」ではなくて「ありがとう」と

精一杯の笑顔でお礼を言うようにしたそうです。



その効果かどうかはわかりませんが、

今では「学校が楽しい」と塾でも笑顔で学校の友達のことを話してくれます。

「変わろうとしたときからその人は変わっている」とはある本の受け売りですが、

まさにその通りなのかもしれません。



人には辛い状況や苦しい現実を自分の手で変える力が元々備わっていると思います。

そんな力を少しでも発揮しやすいよう、

陰ながらサポートできるような大人で居たいと思っています。



本日もHOMEにお越し頂きありがとうございます。

今日も世界をどんどん変えよう。