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2020.04.04 14:21


若者と(24歳男子)と2人で酒を交わすことがあった。


演劇と関係ない者だったが、たまたま草野球で知り合った若者だ。


野球経験自体は少ないが、体感がものすごくよく、俗に言う「野球向き」の動きはしていないが、打つ・捕る・投げるはそつなくこなす独特の運動神経の持ち主だ。


バイトの話、彼女の話、その他と、色々と聞かせてもらったが、性格的なものはさておいても自分の若い頃とさほど変わらない。


演劇人の若い者にも聞くことだが、「将来への不安は?」と野暮な事を聞くも、

さほど気にしていないと言うその若者の話を聞いて、根が真面目な青年とわかっているからこそつい考えてしまうのは


「現在(いま)が全て」


なにがどう全てかはそれぞれなんだが、将来(未来)の事など考えられないのが正直なところだろう。

神経質にフワっとしている自身の現在(リアル)にあーだこーだ不安や愚痴を漏らす奴よりタフなのかもしれない。


逆に言えば不安だってあるだろう。


「このまま自分はどうなってしまうのだろ?」


そんな二十代半ばの歩む道のなんたるかなど計り知れるものではない。


演劇人を相手に良くする話だが、


「不安の無い若者など信用できないね」


だ。


先のことなどわからない。が、不安を横目にオクビに出さず?歳を重ねていけばそのうち己の道筋が見えてくるはず?と思うので。


残念なのは見てきた演劇人の多くは、

道筋の中に「演劇や役者を続ける」という

選択肢が道筋から消えてしまう事だろうか………