日本は偽装「エクストラバージン」名のり放題の国
仙台で40年の自然食品の販売してます仙台恵友堂です。
今日もオリーブオイルの記事です。
日本のエクストラバージンオリーブオイル
偽者!と書きましたが、もちろん偽者はダメなんですが
偽者だけでなく
日本独自の基準によって
国際的にはエクストラバージンオリーブオイルではないのに
日本ではエクストラバージンオリーブオイルと
名乗れてしまうという不思議なこともあります。
国際基準 (国際オリーブ協会(IOC)の基準)
オリーブオイルは、純度試験と品質検査によっていくつかのカテゴリー分類される。
1.果実をそのまま搾ったバージン・オリーブオイルの酸度0.8以下がエクストラバージン
2.品質がいまひとつのオイルを精製した精製オリーブオイル
3.上記1と2をブレンドしたオリーブオイル
※酸度0.8以下がエクストラバージン
日本基準 日本のJAS規格
1.オリーブ油
2.精製オリーブオイル
※酸度2.0以下がエクストラバージン
IOCの国際取引基準に沿った試験や検査もない。日本は偽装「エクストラバージン」名のり放題の国。
このように選定するための基準が
全然違うわけですねえ。
だからずるはしてないよ日本では!!
だって酸度が2.0以下だったらエクストラバージン
って言っていいわけだから
グレードは低いけれども
正真正銘エクストラでごんす!
あんてことがあるわけです。
でもそれは幸せな美味しさではない!!
それは例えば
美味しいパンを買ってきてまたは
作ってみて、そこにエメラルド色の
類まれな香りを発する液体
そう!
エクストラバージンオリーブジュースを
かけてみましょう!
フワーッと鼻腔からさわやかな香りが立ち
コクがあるのにサラッとした食感。
そして最後の辛味や苦味。
フー。
今度は茹で上げたパスタに
サッとかけて、絡める。
ちょっぴり美味しいお塩を振りかけて・・・
ナニコレ!?
となると思います。
それが最高級ということです。
オリーブオイルの生産量
オリーブオイルの生産量ですが、
少し変化が出てきました。
オリーブオイルはイタリア?
オリーブオイルはイタリアが世界一!
と思っている人多いです。
味が、量が、何が?
という見地からいくと
スペインが世界一のオリーブ生産国
なのに対して、
その輸出先はほとんどがイタリアです。
そして
イタリアは世界一のオリーブオイル輸出国。
スペインで生産されたオリーブオイルは、
イタリアに輸出され、
世界中に輸出されていきます。
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イタリアが世界で最も素晴らしい
オリーブオイルを作っている!
というふうに多くの方が思っているのは
企業努力であると思われます。
スペインは素晴らしいオイルを
生産していましたが
イタリアに輸出することで
ほとんど終わっていたため
日本ではほぼ知られていないと
考えられます。
最近はスペイン産のオリーブオイルも
増えてきたようです。
また、生産量もイタリアの2位が
病気などの影響で落下していて
トルコが大躍進中です。