テルペノイド、
我々は香りを鼻や口から嗅ぐことによって、 気分がリラックスすることも
食欲が増進することなどの反応を無意識に反応する。
これまで、我々がこのような反応を自然に身につけてきた「香り」の効用というものは、近年、 科学的に解明されつつあり、食品・化粧品・嗜好品などの分野で実用されている。
我々は、 この「香り」をある一種類の化学物質として捕らえ、 その機能性と効用について研究をされている、 「香り」 を構成する化合物 (香気成分)から種々の生理活性成分を特定し、 その本体を解明がされている。 香気成分の中に、 非常に強い生理活性機能が発現していることがあるそうだ。
これを有効的に利用するならば 近い将来に 「香りを喫ぐ」という動作で、 鼻や口から香気成分を体内に取り入れる等、 体にとってより
優しい方法で各種生理活性を反映させることに期待がされている。
山芋の根茎から外皮を除去して乾燥させた生薬に含まれる活性物質セキテルペノイドから単離させた化合物を、肉などの焼け焦げから単離した変異原物質の抑制を示している
香り成分の抑制作用に期待がされているフラボノイドやポリフェノールは多くの事柄が報告されている
テルペン類はまだ報告の少なく
テルペン類は多種多様の複雑な化学構造を有する化合物群であり。
一つ一つの化合物について、考察するには麗大な時間が必要である。
多数の排揮発性テルペン類で構成される植物精油は、 単品では表現することが出来ない独特の香りを醸ち出し、 この複合効果は解明しがたい部分である。
精油の主要構成成分の単品から精油の構成組成に近づくにしたがい生理機能が向上する植物精油の持つ不思議な相乗効果を見出しており、 その神秘性も我々の研究によって徐々に解明されつつある。 輝発性テルベン類の抗変異原性·などの作用機序を解明されれば 香りの機能性の全貌を明らかになることが望まれる。