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「宇田川源流」 感染者ゼロを宣言した中国の実態と「困った時の足元を見た援助債務の罠」

2020.04.06 22:00

「宇田川源流」 感染者ゼロを宣言した中国の実態と「困った時の足元を見た援助債務の罠」

 中国最大の感染多発地区だった湖北省でも省政府が24日、1月23日から実施していた武漢市の封鎖措置を4月8日に解除すると発表した。武漢市以外の都市は3月25日に封鎖を解除した。4月8日といえば、明日である。そのことから、中国は海外に医療支援を行う体制になっている。その医療支援が行われる状況において、その医療支援道具が欠陥品が多いと話題になっている。

医療支援が行われるということは、第一には物資が中国から届くということである。つまりは、中国の人々が外国に移動しているということであり、一応医療従事者となっているもののその人々が、コロナウイルスに感染していないという保証は少ない。実際に「医療器具」が欠陥であった場合、その欠陥のある道具で診察し、それで克服したということになる。当然に「本当であろうか?」という疑問があるのと同時に、その検査体制で中国から人が来られても困るという反応は少なくない。

そのうえで、中国は医療を「無償援助」とは一言も言っていない。あるいみで「困った時の足元を見た援助債務の罠」なのである。それでも国民の命には代えられないとその内容に飛びつく国は少なくないのであるが、これが大きくなれば「現在の国民の命」と「将来の国家の主権」とを天秤にかけるというような状況になる。日本のマスコミはそのような中国の行為をさも素晴らしいことのように報じているがその内実をしっかりと報道しない状況をどのように国民は考えるのであろうか。

そのことから、アメリカなどは、「中国の感染者数発表は問題がある」というような認識を示している。確かにその通りであるが、アメリカなどは「疑問がある」という書き方に過ぎない。当然に中国の内部の話を出ていないということになる。

では、この内容に関して、「宇田川源流」としてはどのように考えるのか。アメリカの研究機関の内容ではなく、中国の報道(大紀元が政府寄りでないマスコミであることは熟知したうえで)の内容を考えてみたい。

<中共肺炎>中国、感染者数ゼロは偽装、湖北省医師が証言

中国湖北省の医師1人はこのほど、当局が中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎)の「感染者がゼロ」とねつ造していると証言した。中国当局に弾圧されている伝統気功、法輪功の情報サイト「明慧網」が4月1日伝えた。

 「明慧網」の調査員は、湖北省の中核病院の集中治療室(ICU)で勤務する医師の鄭氏(仮名)を取材した。

 鄭医師が働く病院は、地元のいくつかのコミュニティに総合的な医療・衛生サービスを提供し、一定の医学研究などを担う「二甲病院」(中国の病院の等級で、「三甲医院」が最高クラス)だ。中共肺炎が発生してから、この病院は感染者の収容・治療病院と指定された。

 2020年1月24日~2月13日にかけて、鄭氏は病院内の発熱専用区域と感染確定者区域の2カ所で、呼吸困難に陥った患者に処置を行うよう配置された。この間、同氏は6人の患者に人工呼吸器をつけて処置を行った。そのうちの3人は、感染が疑われるが、まだ確定されていなかったという。しかし、この3人は間もなく死亡した。鄭氏は「3人は、(中共肺炎の)感染者数にカウントされておらず、死者数にも入れられなかった」と話した。

 同医師によると、勤務先の病院のICUでは重篤患者十数人を収容した。その中の2人に対して、呼吸を補助するために気管内チューブを使用した。しかし、病院上層部に要求された「高い治癒率と低い死亡率」を達成するために、重篤患者の5人(気管内チューブを使用した2人を含む)は、2回の核酸検査で陰性反応が出た後、「退院の手続きを進められた」。残りの重篤患者については、「脳梗塞、脳出血、アルツハイマー病」として、入院治療を継続した。

 鄭氏の病院は中共肺炎の感染者約400人を収容し治療を行った。感染の疑いのある患者の人数は「わかっていない」という。一時期、病院内にある12カ所の区域がすべて隔離区域となった。「核酸検査を2回受けて陰性反応が出たために退院させられ、その後、再び検査で陽性反応が出た人は約20人いる」

 鄭医師によると、再び陽性反応が出た人が再入院した場合、「新規感染者」にカウントされない。また、「非確定症例死亡」も中共肺炎の死亡症例に入れられない。同氏は「このやり方で、武漢市内の病院の治癒率が最高で97%以上、死亡率が最低で2.3%を下回ったという結果が出たのだ」と述べた。

 3月19日、病院側は一般診療を再開するために、「病院内の新型肺炎症例がゼロになった」と声明を出した。

 「この時点で、ICUにまだ5人の(中共肺炎の)患者がいたし、感染科でも2人の患者はまだ退院していなかった」

 米ブルームバーグは4月1日、米情報機関は、中国当局が中共肺炎の感染者と死者数を過小に申告しているとの報告書をホワイトハウスに提出したと報道した。

(翻訳編集・張哲)

2020年4月3日 17時8分 大紀元

https://news.livedoor.com/article/detail/18066741/

 まずは中国における「人」の定義を考えてみたい。「感染者」という以上は、「人間」である。つまり「犬や牛が感染してもそれを感染者とは言わない」という前提である。当然に鳥インフルエンザの時のように、家畜や動物が感染し、その感染が人間に被害を及ぼすとなれば「殺処分」ということになる。

では、「人間に似て、人間ではない者」ということはどうであろうか。そのような者があるのかということが日本にいると疑問になるが、中国には「黒子」といわれる存在がある。つまり、一人っ子政策の時の影響で戸籍を取得できな勝った人々、特に少数民族(漢民族とチワン族以外は、一人っ子政策字も二人の子供を持つことができた。それでも三人目以降は黒子になっていった)などの場合は、基本的に人間とは全く認められていない。

私が大連にいたころの話、過去に何回も書いている話であるが、高速道路で交通事故があった。その交通事故で、まあ、男性と女性が高速道路を横断しようとしてバスにはねられた。女性は軽症であったが、男性は即死。警察が来て、バスから何人もがやじ馬で見ていた。私は反対側の車線で車を止めてみていた(ちゃんと待避線によけていました)。警察が来て、身分証明書を確認したところ、黒子であると判明。警察官派遣し報告もすることなく、そのまま男性の遺体を犬や猫の死体と同じように、道路の外に投げ捨てて、一緒にはねられた女性を拘束して連れて行ってしまったのである。

黒子が人間扱いされないというのはそういうことだ。まさにその存在の命などは全く感じないし公には認めない。その光景はしっかり覚えている。その黒子が今回ノコロナウイルスに感染した場合、どのようになるのであろうか。基本的には戸籍がないのであるから全く診察を受けることはない。また何らかの形で感染が確認された場合でも、感染者として人間扱いして治療を受けることなく、放置されるか、場合によっては「殺処分」ということになる。殺処分になるくらいならば、医者に掛からないで寝て治すというのがある意味で当然のことであろう。その間に多くの人に感染する。

一説には、そのような「地下の存在」が日本以外のどの国にもいる。イタリアには、ジプシーがいるし、ニューヨークにもスラムがあり、その人々がニッチな仕事をしていることは少なくない。そのうえニューヨークの場合は、違法薬物の注射器などで直接に感染してしまうので、止める速度が少なくないという。つまり「治療が受けられない存在と一般の人々の距離が短い場合に感染がより一層爆発的に発生する」ということが言われている。幸い日本人が感染が少ないのは、そのような存在をすべて市町村の官吏で行っているからに過ぎない。

黒子も同じである。そのような人々が様々にいて、街中を闊歩している。

その状況で「克服」ができているかははなはだ疑問である。克服とは、まさに、これら黒子や治療を受けられない存在まで社会システムで拾い上げるということを意味しており、そのことができていない中国は、「すべて殺処分した」か「見ないふりをした」かどちらかしかありえないのである。

鄭医師によると、再び陽性反応が出た人が再入院した場合、「新規感染者」にカウントされない。また、「非確定症例死亡」も中共肺炎の死亡症例に入れられない。同氏は「このやり方で、武漢市内の病院の治癒率が最高で97%以上、死亡率が最低で2.3%を下回ったという結果が出たのだ」と述べた。<上記より抜粋>

このようにして「患者数を少なく発表して困った時の足元を見た援助債務の罠を仕掛けている」というようなことが考えられるのではないか。もちろん罠までは言い過ぎかもしれないが、今までの中国共産党のやり方を見て、それを警戒しなければならない。何よりも、今回のウイルスの出自などを全く発表していない状況で、大きな問題なのである。