「85CHATS」/「DES BETES…」YLLA
動物写真でとても良く知られているイーラ。
ハンガリー出身、その後フランス、アメリカと活動の場を移したこの写真家の作品は、今では写真絵本として、そのジャンルで確固たる地位を気付いています。
先日更新したのは3冊の絵本。
うち1冊はすぐ売れてしまったのですが、50’sの古い刷の「85CHATS」と「DES BETES…」(こちらは80’の刷ですね)はまだ在庫はございます。
イーラの写真を見ていると、何だかいろいろな言葉が湧き上がってきます。
動物たちの、動物たちが動物たちのままでいる、楽しそうな姿。
フランスで出した本には詩人のジャック・プレヴェールが、アメリカで出した本にはマーガレット・ワイズ・ブラウンが、それぞれ文章を寄せているのをみると、イーラの作品には何処か言葉を引き寄せる特別な魅力のようなものがあるのだと思います。
イーラの作品を前にすると、何だか色々と話してみたくなってくるんですよね。
それは子どもと一緒にこの絵本を読むことの、楽しみの一つでもあると思います。
絵本の読み聞かせは、子どもとのコミュニケーションの一つであると思うのですが、そのコミュニケーションを、イーラの絵本はもう一歩先へと連れていってくれるのです。
ただお話を聞かせるのではなく、絵本を見ながら、子どもと一緒にこの動物はああだこうだ、こう考えている感じている、ちょうど何をするところだった、なんて、想像力を働かせながら(イーラの写真絵本は、こうした想像をとても喚起します)、話すことが出来るんですね。
「DES BETES…」の方はプレヴェールがテキストを書いていて、「85CHATS」の方は作家/ジャーナリストのドミニク・オーリーがテキストを書いています。
動物たちの写真絵本と、猫の写真絵本、どちらもオススメです。
是非当店オンラインストアのほうでも御覧ください。
当店のイーラの絵本はこちらです。