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シャンティーのイラストレーション通信rararashanty

絵とおはなし「違うほうへ」/桜満開の世界で

2020.04.06 14:37

「違う方へ」

長くて苦しい旅。

疲れて帰ろうとすると風が止める。

ぼくは思い出す。

風は未来のぼく。

そうだ、戻ったってそこには

ぼくにとって見慣れたただの疲れた風景しかないのだった。

だからやっぱり

前にある旅を続けよう。

ひとりぼっちの力と

風を信じて。


自分で言ってしまうけど、わたしの絵はだいたい登場人物が二人で、そのふたりがただちょっとポーズを変えているだけって言うのが多い(笑)。

描き始める時は出来上がりのことなんかなんにも考えていないのよ。

とくに描きはじめはなんにも考えていない事が多いです。

で、1人の登場人物ができあがると、つい頭の中で会話しているシチュエーションが生まれて来てこんな感じになっちゃうのかな〜ッて思う。

そして、ふたりの登場人物のバリエーションは多分無限に有るんだと思う。




で、今日の絵の旅人はわたし。




実は昨日誕生日でして、晴れて59歳になりました。

ぜんぜんPRしていなかったけど、大切な方々から「おめでとう」の心温まるメッセージをいただいてほんとうにうれしかったです。

どうもどうもありがとう!

不義理ばかりという自覚のある自分なので、心あるメッセージをいただくとそれこそ申し訳ない気持ちとありがたい気持ちでいっぱいになります。

そして、心から感動するのです。

わたしのことを誕生日まで覚えてくれてる人がいる、なんてありがたいんだろうって!

それはまったく奇跡のように自分には思えたり。

そして、そんなふうに人をよろこばせる事(心遣い)がなんでわたしにはできないのかな〜〜ってとも実は毎回思う。なのに治らない。

ほんとうに尊敬するのです、人のことを考えて行動ができる人のこと。

心より、ありがとう♡



そんな誕生日の昨日、外は桜満開!

よくぞこんないい時期にこの世に産んでくれたものだと毎年感謝。

あたたかい人たちと、満開の桜のおかげでこの世界がみんな自分を祝ってくれているように自分勝手に思ってしまうのでありますよ、毎年(笑)。

思ったもん勝ちなんだけどね。


桜の咲き乱れるこの世界で車を走らせながらこれまで自分の20代くらいから今に至るまでのことをそれこそ走馬灯のように頭の中に思い浮かべながら、どの思い出も全てはかなく切なくそして圧倒的にすばらしいと思えるのでした。涙が出るくらいに。そして、やっぱり人生はドラマなんだと思ってね。


とりあえず自粛中ということでありましたが、旦那がちょっとお祝いに外食を〜と言ってくれたので、人と接触のない個室のある「わさび」さんへ。

ありがとう〜♥

普段夜食を食べないわたしですが、昨日ばかりはたっぷり食べてしあわせな一日を締めくくったのでございました。

ありがとう。


という訳で、今日はいまだにお腹がど〜〜んとしております。



ごめんなさい、世間はたぶんとても大変なときなのに、あまりに桜が美しいので夢見気分なのですよ。たぶんわたしはアホなのだ。

目のまえのことしか見えなくてね。


ではでは、またね!