コークスクリュー(としまえん)
長さ383m、最高速度63km/h/最大傾斜42.5° /Arrow Dynamics/Corkscrew
日本に4機現存するアロー社製のコークスクリュー。その中でも、としまえんのコークスクリューが1番だと思う。レイアウトはいたって、ベーシックなもの。巻き上げ後に180度折り返して、ファーストドロップ。その後、大きくターンして2回のコークスクリューをして、乗り場に戻る、全て同じレイアウトなのだが、楽しさになぜ差が出るのか。
まず第一に、としまえんのコークスクリューは車両が新しい。1993年にリニューアルし、新しいモデルの車両が導入されている。見た目がかなりカッコいいし、背もたれにクッションがついてたり、ハーネスが細くなっていたりと、乗り心地も改善されている。この車両の走りが良いおかげなのかはわからないが、ファーストドロップでの浮きが他に比べて強い。後方車両に乗ったので、巻き上げを上がりきった後のちょっとした落差でさえも、浮きを感じたほどだった。ルスツやナガシマでは振動が激しすぎるコークスクリューの部分も、揺れが決してないわけではないが、頭を打ったりはしないので、気になるほどではなく、スムーズだった。
2つ目はサイクロンにも通じるが、ロケーションの良さだろう。上の写真を見てもらえればわかるが、コース全体が完全に木々に覆われているのだ。もはや、ほとんど森に帰っていると言っても過言ではないレベル。ファーストドロップ後のターンでは、もはや車両が木の枝に当たっていた。ので笑ってしまった。手を伸ばしたら、木に当たって普通にケガをしてしまいそうな所を走るし、周囲の設備や通路も近いので、迫力満点だ。コークスクリュー部分も木々の間を縫うように回っていくのが楽しかった。
B+
森に隠れた駅舎
乗り場に上がる階段がわかりづらく、一度、逆に行ってしまった
他のコークスクリューと比べて、かなりカッコいい車両
同じアロー社製の後継モデルらしい
駅舎を出て、巻き上げ前の旋回
コークスクリューのこの部分、何気に好き
サイクロン側から見たコークスクリュー
手前の空き地にはシャトルループがあったようだ
コークスクリューお馴染みの展開
後方ではこの時点で、浮いたので驚いた
迫力のファーストドロップ
しっかりとした浮きがあった
ドロップ後のターンでは車輌が木の枝に当たっていた
下からではコースがあまり見えない
高度を落とし、コークスクリューへ。
通路から触れられそうな近さ
鬱蒼とした森の中に佇むコークスクリュー
木々の間を縫うようにコークスクリューするのが楽しい
余談だが、荷物は全て足元に置くのがルール。コークスクリューは割とゆっくりなスピードで回転するので、カバンが落ちてしまいそうで、かなり怖かった。なのに、メガネは外すように指示されて、わざわざ壁にメガネ置きまで用意されていた。世界一謎のオペレーションだ(笑)。