アフリカ ナイズド ミツバチ、
そうあのアメリカには、蜜蜂はいなかったのだ、
ヨーロッパからの移民が、セイヨウミツバチを持ち込んでから、はじまりそて、熱帯気候の飼育には適応しない種であることから1957年、ブラジルの生物学者、ワーウィック・ケールは
タンザニア原産のアフリカミツバチとセイヨウミツバチと掛け合わせ、熱帯地方での養蜂に適した品種を模索した。
ケールは、研究中の産卵能力を有する女王蜂が巣箱から逃げ出さないよう隔王板(女王蜂より小さく働き蜂より大きな穴が空いた板)を設置し、研究を続けていたところ、地元の養蜂家が飼育のじゃまとなるのでその隔離板を取り除いてしまい逃げ出したのがアフリカナイズドミツバチが、繁殖し始める発端であつた、
ケールは対策として、1965年~1972年に、性質の温和なイタリアミツバチ2万3千匹を地元養蜂家に配布してアフリカミツバチの遺伝的要素を薄めようとした。そして、成果があがり、ミツバチの攻撃性が弱まっている。
イタリアミツバチ は、ヨーロッパでは数千年使われてきた。品種改良により、ミツバチは元々の獰猛な性質が少しずつ削られていった。
アフリカ中南部、イタチの一種ラーテルは、蜂の群れの攻撃をもろともせず巣の蜜や巣そのものも破壊してしまう性質から、蜂は身を守る必要のため防衛本能が強かなった。アフリカの住民には養蜂の習慣が無く、品種改良がなされることもなかった。
特にサハラ砂漠南部の種は旱魃にも強くなり、優れた防御本能と生存能力を獲得していった。
養蜂利用
養蜂 システム確立化によって、購入した普通のミツバチにアフリカナイズドミツバチのオスを交配させて生ませた第1世代の女王蜂が作るコロニーの働き蜂はそれほど防衛本能が強くなく、安価で安全なアフリカナイズドミツバチの働き蜂が入手できる。
アフリカナイズドミツバチは蜂蜜よりも、樹脂の一種プロポリスを多く集める特性があり、健康食品として注目され、ブラジルではこのハチの利用が広がっていつた。
ブラジルの生物学者、ワーウィック・ケール
アフリカナイズドミツバチはコロニーを丸ごと乗っ取るといわれるが
ケープミツバチ の行動と、混同されている。
ケープミツバチは、働き蜂が卵を交尾をせずに卵がふ化するという特殊な種である。
通常、卵を産めるのは女王蜂だけであるが、なぜ働き蜂だけで子孫を残せるようになったかは未だに謎である
さらに驚くのは、卵を産んだ働き蜂は女王蜂のようなフェロモンを分泌するようになる。
ケープミツバチをアフリカミツバチのいる巣箱に入れる実験すると
ほとんどのケープミツバチが攻撃されるなか約1割はうまく紛れこみ、1週間ほどするとフェロモンを出しながら、女王蜂のように振舞うようになり
元の女王蜂は追い出され、ケープミツバチが巣を、乗っとってしまう。
雌だけで、しかも働き蜂だけで繁殖していくという。
ミツバチから進化したケープミツバチである。