一枠
陛下の玉座有するは貴族院の名残。そんな権威ある参議院の中央広間に置かれた銅像は三体。四隅に三体では足りぬ、残一枠に隠された意図。いつの日か私がそこに...。まぁフツーは思わんはずなのだけれどもそれで世に貢献して下されば。
重厚な扉に特別な施錠の執務室とあらば時に「不在」表示にして...と悪癖が生じそうなもんだけど、意図してか、ちゃんとそれを阻む仕組みが施されていて。コワそうな歴代の議長殿に囲まれては監視されとるようで落ち付かぬ。何も立派な額縁に入った「顔」にあらずとも実際の仕事ぶりというか既存の会議録で十分ではないか。いや、歴代は既に四十一名、余剰はあと一枠が限度にて私の分は...バカか。まもなく庁舎移転也。
さて、本題。人事委員会より給与水準の民間比較に関する勧告をいただいた。他に優るとも劣らぬ初任給もさすがに東京都と横浜市の両横綱に挟まれては見劣りする訳で流出する人材。何も初任給が全てを決めるもんでもなく、そんなもので自らの進路を決めるなんぞはその程度の器。本市とあらば退屈はさせぬ、来たれ気概ある若人。
首都圏において交通の要衝に位置する本市。左右広がれど中が狭ければ意味為さず。多摩川の両岸に並行して計画されている川崎縦貫道路と東京外かく環状道路の一体化がようやく国の検討の俎上に上がったとか。東西そして南北を貫く道路整備は焦眉の急も用地買収を伴うものにて完成に要する年月、日暮れて道遠しか。部屋に車と与えられて成果見られねば何の為の役職か分からぬ。そんな批判を恐れてか、職務上、市内の道路事情よく知る運転手を相手に車中談義を重ねるのだけれども気になりし箇所の一つがこちら。
多摩川の脇道、多摩沿線道路は片側一車線なれど信号機少なく時に便利。上流から多摩川を左手に下る途中のバッティングセンター付近の三叉路に右折車が原因の渋滞が慢性化。橋梁付近の混雑を回避する抜け道にてたった一台の右折車の影響少なからず。右折レーンだけでもあれば状況が全然違うとか。確かに堤防と住宅に挟まれて物理的にしんどい、そりゃ一目瞭然なのだけれどもほんの数年前に逆側の土手の歩道が整備されており。
一度手を入れたものをやり直すに役所の抵抗は必至。堤防と道路は所管課が違う、よもや縦割り組織優先の役所都合が罷り通ったとあらば看過出来ぬなどと「勝手な想像」に憤慨しておるのだけれども何も広がらずと右折後の滞留が流れればいい訳で既にある信号の工夫、具体的には対向車との時差を設けるとか、で何とかならぬか。ほんの数分おきの新幹線を寸分狂わず制御するわが国の技術力をもってすれば信号機とて...。何も用地買収に拡幅せずともほんの少しの工夫で改善が図られる箇所は少なからず。
そう、信号機といえば踏切連動型の信号機の導入の可能性について、「近接交差点の信号機と踏切の連動を図る事例や踏切と信号機を一体として一時停止義務が解除となる踏切信号機を設置する事例等、踏切の遮断と信号機による停止を調整し、交通の円滑化を図る仕組みを検討する(平成30年 第4回定例会-12月19日-09号)」との答弁をいただいてその後が気になっているのだけれども雛壇の身にて質問権を有しておらず。
(令和元年10月15日/2529回)