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神戸高専ロボ研ロボコンチーム

高専ロボコン徹底解説(ɒzz!d編)

2020.04.08 14:08

今回は、一風変わったアイデアとデザインで観客を沸かした明石Bチーム「ɒzz!d」を徹底解説!

引用元:明石高専HPより

このロボットはピザ職人がモチーフです。ピザに模したTシャツを回して干すという他にないアイデアがあります。また、チーム名の「ɒzz!d」も「pizza」の文字を180°回したものとなっています。

勝負だけではないロボコンの面白さがとても詰まっています!


1.近畿大会

明石高専Bは予選Aリーグに配置され、舞鶴高専Bと神戸高専Bと対戦することとなりました。

予選1回戦、手動機のTシャツ回収が失敗したこで洗濯物を干せず、得点は0点。対戦相手の舞鶴高専Bも無得点だったことから、審査員判定。ロボットの面白さが評価され、2-1で勝利となりました。

続く2回戦、神戸Bとの対戦でも互いに得点は0点。再び審査員判定となるも、1-2で敗れ、決勝トーナメントに進出することが出来ませんでした。

明石Bのアイデア性が披露されたのはエキシビジョンマッチ。人の手によるサポートもありながら、見事ピザ回しを成功させ、会場を沸かせました。

(表1)近畿大会結果

引用元:http://robo-ken.soc.or.jp/library/lib2019.html

優勝: 奈良高専Aチーム「飛鳥」(全国ベスト8)

準優勝: 大阪府大高専Aチーム「OSAKA OBASAN」

アイデア賞: 明石高専Aチーム「明石『超』乾燥」


大会映像はこちらから↓

予選リーグ第1回戦: 2:38:05~(vs 舞鶴)

予選リーグ第2回戦: 2:46:44~(vs 神戸B)

エキシビジョン: 3:27:54~  


2.ロボットについて

2.1 自動機

(画像1)ピザの皿

(画像2)洗濯バサミ

(画像3)バスタオルを干す機構


2.2 手動機

(画像4)足回りの伸縮機構

(画像6)伸縮機構

(画像7)ロボットのデザイン


4.考察


5.明石高専さんから

5.1 反省

・制御システムに汎用性を求めすぎて構築に時間がかかり、調整する時間が足りなかった。その結果、大会で思うように動かすことができなかった。

・ロリコンとNucleoの調子が悪く、自動ロボットが9月になっても中々安定せずNucleoの方ばかり調整していたが、原因がロリコン(の配線)にもあったので早く気づけばよかった。前年はロリコンの配線をモーターと一緒に束ねても問題なかったが、今回はモーターの動作周波数が1 kHz→15 kHzと上がっていてその影響でロリコンの配線にノイズが乗ってしまっていた。

5.2 良かったこと

制御に関して

(画像8)制御ダイアグラム


外装に関して

(画像9)チームロゴ


チーム運営に関して


6.まとめ


7.謝辞

前回に引き続き、本ブログを執筆するにあたり、明石高専ロボット工学研究会の方々に力添えを頂きました。

CADデータや画像等を提供していただいたことで、ブログの質が非常に高まり、感謝しております。

今後とも、良好な関係を保つとともに、私たちに協力できることがあれば、微力ながらお役に立てればと思います。

ご多忙の中、本当にありがとうございました。

明石高専ロボット工学研究部さんのHPはコチラ‼(http://akashiroboken.main.jp/)