下城NYニュース 4-'20
下城NY・ニュース、2020年4月
ニューヨークでは3月01日に最初のコロナ感染者が発生し、その後あっという間に広がった武漢発ウイルスのパンデミックの最中であり、現在世界で一番大きな被害を受けている都市でもあります。
特にニューヨーカーのほとんどは心身共に天地がひっくり返った様な日々ですが、まだ40日も経っていないのです。
*アメリカ全体のコロナ感染者数は、36万7千人以上
*ニューヨーク州全体では13万人以上で、残念ながら死者は4700人以上です。
*そのうちのニューヨーク市でいうと、7万2千人と死者3400人以上という事で、人口が集中すればするほど感染率も死者の割合も高くなっています。 これを考えると東京の通勤電車や渋谷・新宿の人出は大変恐ろしいのです。
日本からのニュースを見る度に、一部の企業や人にもこの戦後最大の大問題に対して危機感を感じないのです。
この執筆は、感染者数などの数字も入っていますが、4月第2週で、日本では今日緊急事態宣言を出すというタイミングです。 ニューヨークでは州を挙げて徹底的にこの中国から発生した感染症と言う病気に立ち向かって、一時も早く終息させたいという願いからの作戦です。
ニューヨーク州知事のクオモさんは、100年前のインフルエンザ・パンデミックでは、6ヶ月間蔓延してニューヨークだけでも3万人が亡くなった。 我々はそうならない為の作戦を進めていて更なる協力をお願いしたいとの事です。
短期間で終息される為の最大の作戦は、市民が出掛けない事、そして人と接触しない事だというのです。
日本の政府や企業、オフィス、百貨店・小売店・レストラン、そしてメディアの皆さんは、これが出来ていますか?
本当だったらこの時期は冬が終わって順番に花が開花する時期で、今は梨の木が咲く時期で、次は桜です。
高速道路に出ると道路はガラガラで、渋滞情報の代りに出ているのは「感染を止めて命を救おう」という看板でした。
梨の木というのがニューヨークの郊外には多、く白い花を付けます。
日本でも報道されていると思いますが、マンハッタンの中心街に入っても市民は基本的に外出の自粛を心掛けていて人も道路もおそろしい程静まっています。
州知事のクオモさん曰く、我々が自宅ステイして自身を守る事は同時に家族と町と国を守っている事だといいます。
ニューヨークはロックダウン(都市閉鎖)に入っていると思われている様で、日本から沢山の友人知人やお客先様からご心配のメイルや電話、そしてロックダウンの間の生活について問い合わせを頂いております。
しかし実際にニューヨークでは「ステイ@ホーム(別名でPAUSE=ちょっと待て!)」という規制の状態であります。
アメリカにはこの他に「シェルターinプレイスという屋内退避令」もありますが、それは竜巻が来るとか、凶悪犯罪者が地域に逃げ込んだから市民は家の鍵をかけて静まりなさいという様な恐ろしいイメージなので、ニューヨーク州知事はこういうのは使わないという考えでした。
日本からのニュースを毎日見られるのですが、日本ではこの反対で、ロックダウンについて解説し、オーバーシュートに至っては意味が通じてないですが、日本政府自身がこの分からない言葉や都市閉鎖という表現を使ってコロナの感染症を理解し難くしてしいる様に思っておりました。 これをニュースやメディアも好んで使い、日本語英語の様な言葉が拍車をかけますが、実際にどんなものだか分からないというのは概して怖い事になると思います。
安部首相の宣言発表でも東京都知事の小池さんの記者会見でも、
「ニューヨークをはじめとする大都市のロックダウン」とは、違う事をしますという内容の話しをしていました。
ロックダウン等は政府が最初に使った言葉で、今更にその言葉を批判していますが、難しくした原因は日本政府自身です。 こういうチグハグな事が行われていてハラハラするのですが、これは単に勉強が足らないのか、又は日本は他国や他都市と違ってもっと良い事をやります、というプロパガンダをしようとしているのでしょうか。
内容はまだ詳しく分かりませんが、おそらくニューヨークよりもユルくてあいまいな内容の様になるかと思います。
日本でも医療崩壊の危機にあるとの事でそれを避ける為の緊急宣言発令との発言がありましたが、ニューヨークでも医療崩壊をさせない為、自国を守る為の手段として感染者発生から約2週間で規制を出しました。
しかし残念ながらニューヨークは間に合わず医療崩壊を起こし、日本も医療崩壊状態になっている様です。
現在ニューヨークでは毎日1万〜2万件のテストをして全力で感染者を探し出しており、陽性で無症状や軽症のコロナ感染者の場合は、自宅にての自己隔離をしています。
検査の絶対数が多いので、約2千万人強のNY州の人口で13万人の感染者が確認されています。
アメリカ全体では187万回のテストが行われました。
海軍の病院船や屋外テントの臨時病室を作って、5万〜10万床を予想して準備していますがまだ不足になります。
写真は1000人分のベッドを備え緊急手術室も備え、1200人の医療スタッフと機材資材が揃った「病院船コンフォート」です。
ニューヨークだけでなく感染が集中している地域の医療関係者は疲れ切ってしまい、ライセンス保持者で働ける人、引退したドクターや看護師さんを特待で雇っています。 又、医学生で優秀な人は州知事権限で早期卒業させて可能な限り医療現場に入る指示を出し、この特殊な状況を乗り切っています。 この状況を知った上で、日本の病院関係者がパーティーを開き、そこで集団感染を出す等はニューヨークだったら犯罪行為なので解雇でしょう。
ニューヨークで現在やっている規制は「ステイ@ホーム」で、用事の無い人は基本的に家に居るという意味であり、用事のある人は外出が出来るという事です。 仕事場はテレワークが出来る人は全員自宅仕事をしなさいという事でもあり、大小の多くの仕事場ではほんの数人を順番で出社させ、それ以外のスタッフは自宅ワークとなっています。
ニュースではアメリカの97%のワーカーは現在ステイ@ホームになっていて、日本でもニューヨークの様な状況になるのか分かりませんが、全国民が今すぐステイに入る事だけが早期の終息に繋がると想像出来ます。
このコロナ感染が戦後最大の国難と位置付けしているニューヨーク州では、生活に今すぐ必要ではない買い物は不要とみなし、州知事の指示で市民を動かさない為にそれらの小売店、サービス業は営業停止命令が出ています。
食品等生活必需を扱う店とサービス、医療関連は「必要ですから」営業が出来、そこで働く人の通勤は認められています。 レストランも「必要なもので」テイクアウトとデリバリーが認められていますが、店内飲食は認められておらず、多くのレストランがそれぞれに通常メニューの他に特別メニューを用意しています。
次に市民の外出ですが、開店・開業している店舗・施設への買い物と通勤は自由で、道路も交通機関も基本的に動いていますがガラガラなので間引きスケジュールかも知れません。 我々の買い物や健康の為の散歩などは自由とされ、その際にも守るべきはソーシャル・ディスタンスという周りの人との距離です。 恐怖感も理解力もあるので、揚げ足を取っての開店閉店議論や、市民の違反行為は基本的に少なく、一部の公園でのバスケットや僅かの禁止の集会がある事で、今週その部分の規制が更に強化されドッグランや違反行為があった公園は閉鎖されました。
*開店出来るのは食品を売るスーパーマーケット、コンビニ店、ホームセンター、食品を扱う商店、ドラッグ店、日用雑貨店、文房具・事務用品(自宅ワークの為)、ペット用品店、酒屋(そうなんです)、ランドリー(コインランドリー含む)、ガソリンスタンド(燃料関連全般)、交通関連、郵便局・銀行、宿泊施設、医療関係全般、高齢者施設等です。 ウォルマート等GMSでは生活必需品ではない売り場は閉鎖されています。
*閉店は、「不要不急であって」人が集まるビジネスや施設で、学校に加えて、ゲームセンター、スポーツ施設、イベント会場、図書館・美術館、ショッピングモール、百貨店、ネイルやヘアーのサロン等、人が集まり危険、人と人が接する仕事、と誰にでも分かる施設です。
基本的に接客にあたるものは全てなので、レストランは用意したお持ち帰りを売る・お渡しする、という事になるわけです。 アプリを使って事前に注文するシステム等多く使われています。
ショッピングモールでも外部に面した出入り口があるレストランは営業出来ます。 写真はシェイクシャックです。
ニューヨークでは繁華街でも住宅街の駅前でも閉店が多く、先の写真の通り全米一の繁華街もひっそり静かで寂しく感じますが、これは時間の問題で再開して復活する事を願って、パワーを貯めて準備をしている状態と考えております。
今回のコロナではニューヨークだけでなく世界中で多くの市民が大変な不便を強いられていおり、沢山の市民が職を失ったのは日本も同じですが、希望を失わずに自分の国を(例えトランプ大統領であっても)信じているのでしょう。
緊急事態宣言が出されると、日本の各都市とその周辺ではニューヨークのステイ@ホームに非常に近い規制になると想像していますが、ニューヨーク同様に初めの数日は何をどうして良いか分からないという事になると想像します。
おそらく世界有数の大都市であるニューヨークの状況と経験を参考にして規制案が出来ている事と思います。
ニューヨークでこの3週間に渡る規制中に行われている事の多くは、日本でも行われるかその対処において役立つアイデアがあるのではないかと思っております。
全米50州中、現在41州に同様の規制が出ておりますが内陸部を中心に9つの州では規制に入っておりません。
そこで今月のニュースでは小売業の視察から少し離れて、今ニューヨークで行われている事をご紹介致します。
日本と同じ様にトイレットペーパーやサニタイザー等を含む一部の商品は買占め売切れがありました。
マスクは元々ほとんど無いのですが、現在医療用に優先的に回っていて我々市民用にはほとんど出回りません。 出回っていても高性能マスク(N95等)は医療用に回し、希望者の市民はフェイスマスクやバンダナ・スカーフ等の口と鼻を覆える物を使う様にとの事です。
ソーシャルディスタンスという言葉も分かり難いですが、周りの人との間隔を取りましょうという社会距離と言うもので、アメリカではそれを6“ フィート(約1.8m)としています。
多くのスーパーマーケットや商店では店内が混み過ぎない配慮として、店内の客数が一定人数になると入店制限をして店の外に列が出来ます。 お客が一人出ると次の一人を入れるという方法で客数をコントロールし、入店時に外に並ぶ時も 6“の間隔を保ちますので、長い列(写真の奥の方)になってしまう時があります。 その分店内での買い物は空いていますが、レジも注意深く作業をするので時間が掛かりレジ前は6”を保ったままの列が出来ている場合があります。
写真はコストコですが、100人以上が並ぶ事もありいつも以上のまとめ買いになっている様子が見受けられます。
これもニューヨーク州のPAUSEで決められたルールでもあり、店内の全ての場所で6“ を保つ事になります。
ウォルマートは独自のルールを作って1000 sq/ft(約93平米)あたり5人のお客までとしています。 多くのウォルマートスーパーセンターは200,000 sq以上なので、その場合1000人を超えないという事になります。
食品スーパーでいつも混んでいる売り場は何処だかご存知ですか?
我々はデリーと呼ぶ事が多いのですがハムソーセージ・チーズなどのサービスカウンターです。
混む事を前提にデリーを含む多くの接販コーナーがクローズとなっています。
お客の好みのハムソーセージを好きな厚さに好きな量だけ切ってくれるデリーの需要が多い事は明白ですが、人気商品は分かっているのでサイズもとりどりのプリスライスが用意されています。
惣菜のコーナーでもセルフではなくプリパックを作ってあります。
多くのスーパーのレジに、お客と顔が直接近付かない為の仕切りガラスが付きました。 設置に手間と費用が掛かる本物のガラスではなく、プレキシ・グラスという透明のアクリル板で作業も簡単で価格も安いものです。
マスクの効果は限定的と分かっているのでこの方法でスタッフとお客を守るという事です。 見難いですが、赤と黄色の簡易的にテープをアクリル板に貼り、枠を付けたレジの仕切りです。
日本でもすぐ出来るのは、スーパーの店頭でお客の目の前でスプレー消毒してから買い物カゴやカートを渡す事、店内の数カ所にサニタイザーや消毒シートを配置して、出口にも設置する事で、差別化が出来ます。 今まで無かった余分な仕事ですが、多くの店で人員を配置して行われています。
又、郊外の一部のスーパーではそもそも手持ちのカゴ使用を中止して、カートのみというケースもあります。
写真はウェグマンズですが、お客が触るカゴとカートのハンドルを消毒してから手渡します。 又、出口にはサニタイザーが設置され、買い物帰りに手を消毒してから出られます。
現在アメリカのほとんどの地域で州法によって行われているのが、以前は無料で用意していたレジ袋が有料化です。 その為にお客持ちのエコバッグが習慣になっておりましたが、今回コロナ感染の可能性を考慮して多くの店で無料の紙製レジ袋を用意しています。
言い換えると、店舗スタッフはお客が持ち込むエコバッッグには安全に為に触れないという事です。
というのも沢山のスーパーマーケットスタッフが感染しているとの報告があるからです。 通常こちらでは店舗で感染者が発生した場合には数日間閉店して消毒し検疫を行うので、スタッフからの感染者を極力出したくないのです。
日本とアメリカでは食品の買い物パターンが違いますが、ニューヨークに関しては人口密度や狭い住環境、アパート/マンションが多い事などで日本の買い物と共通点が多いと理解しております。
多くのスーパーでは店内の掃除と消毒に時間を掛けており、昨今の混雑の為に品出しや店舗の整理に時間が掛かっている事と共にスタッフも限定な為に、営業時間を短縮しています。 例えば通常は朝6時から夜11時の店でも、8時から夜8時までの営業とし、最初の1時間は高齢者等の専用時間にする等も行われています。
又、今こんな時に働く人に対してお客からの感謝も大きくスーパーやドラッグ店では時給が高く設定されている事が多く見られます。 医療従事者やスーパーの店員のコロナ感染が大きな問題になっていて沢山の死者も出ています。
小売業経営者の責任は重大で、お客を守る事と共に従業員を守らなければいけません。 ニューヨークには良い方の見本が沢山ありますが、従業員を守らないビジネスはお客からも従業員からも信頼されなくなります。
あとで触れますがスーパーマーケットのスタッフ不足は深刻で、現在多くのレストランは閉店したりスタッフを削減しているので、レストランと協力する事でスタッフを優先的に雇うマーケットも多くあります。 共に食に関わる仕事であり非常に有意義な組み合わせでもあるはずです。 日本でも先行してこういう計画を立てておく手もあるはずです。
生活必需品を扱う店では良いスタッフを早急に確保してかないと、雇用は出来ても質が低いという事になります。
ニューヨークでは初感染者が出てから6週間が経ってもマスクや消毒商品が不足し求められていますが、未だに商品はほとんど出回りません。 相変わらず品薄なのは紙製品で、それ以外では缶詰め瓶詰めパスタ(麺類)や冷凍食品が買われていて、売切れる商品もそれが多く個数制限が付いている場合もあります。
比較的日持ちがしない野菜果物はあまり出ていない様ですが肉類・乳製品・卵は売切れが目立ちます。
先にも触れましたが、アメリカでは元々まとめ買いの習慣がありますが、並んだり混んだりのリスクも大きいので買い物の頻度を減らす様な買い方をしているのだと思われます。
アメリカではアプリを使ったデリバリーだけでなく、お客がアプリでオーダーした商品を数時間以内に店舗に用意しておき、お客自身がピックアップするというサービスが多く使われています。 お客にとっても外出先(仕事終了時等)からの帰りに受け取りが出来て便利という使われ方なのです。
全米最大手のチェーンでは、重複する店舗がある地域には積極的にピックアップ専用のロケーションを作る動きがありましたが、特に今回のコロナ騒動では店舗内に入りたくないお客も多く、このサービスが大いに人気になっています。
アメリカにはこういう配達と受け渡し準備を専門にしている「Instacart、インスタカート」等、店舗とコラボする形のビジネスが沢山あり、uber eatsウバーなどもあります。 日本でも同じ状況である以上この分野は大きく伸びる可能性があると考えられます。
ブルックリンのホールフーズではデリバリーが大人気で、店内の一角をインスタカート用に仕切り、パートを雇って注文商品を店内売り場から集めてきます。 配達チームが受け取って最短1時間で配達します。
写真はホールフーズ店内で働くインスタカートのスタッフで、多い時は100人以上が店内で動いている様です。
大きな駐車場を持つスーパーやウォルマート等のGMS、ドラッグストアチェーンのウォルグリーンなどは駐車場の一角にドライブスルーのPCR検査場を設置しています。
日米共に小売業では提携や合併も多くそれだけ厳しいビジネスである事がわかります。 アメリカではスーパーマーケットやコンビニにガソリン給油所が併設される場合も多く、地方に行けば給油所=コンビニとなっている場合がほとんどです。 そこで変化が出ているのは給油所併設のコンビニを充実させて、生鮮の買い物も出来る様な超小型スーパーの様な形にする事です。
3月の事ですが、セブン&Iがアメリカの大手石油チェーンのスピードウェイと交渉をしていましたが、これが成功したら相当画期的な事が出来たはずと踏んでいました。 これはご破算になりました。
まだまだそういう可能性と動きがあり、近いうちに別の例をご紹介出来るかも知れません。
レストランでは狭い(広くても)所に人が集まって話しもするし食べ物を口にするわけでリスクが高いです。
今回の規制では、店内飲食が禁止になったので多くの店舗でテイクアウトかデリバリーが行われています。
真剣な生き残りの時なのでメニューもテイクアウトし易いメニューを用意したり、価格も色々な調整が行われています。 日本では自粛としかなっていない飲食業の営業ですが、アメリカでは生活必需品に入っています。
お持ち帰り商品を販売する事は売り上げ確保と共に店と在庫品や従業員を守る事と、そして店内にすでにあるもの全てを有効利用する為にも、今すぐに準備すべきものです。
お家ご飯も数日は良いですが必ず外食・中食が求められる様になるので、ファーストフードだけでなく居酒屋も焼き鳥・串揚げ店、お蕎麦屋も嘆くばかりでなく是非共テイクアウトを始めるべきだと考えます。 テイクアウトで美味しく食べて楽しめるメニューを積極的に提案するべきです。
そこでアメリカ最大手のレストラン向けウエアハウスである、レストランディポにコンテナ包材を確認に行ってみました。
包材、グローブ、消毒・清掃用品、肉野菜粉もの全て在庫バッチリ揃っていて、今更ながら流通の充実を感じました。
日本にも進出し私もよく使うベンジャミン・ステーキハウスはドライエージのステーキが有名ですが、エージングには時間と手間が掛かる為に1ヶ月以上前に仕込んだ(熟成庫に入れた)肉の在庫を使わねばならず、最高級のステーキでもテイクアウトとデリバリーをしています。 更にはお持ち帰りやデリバリーで使い切れない店内用熟成肉を販売しています。
熟成肉は熟成具合が非常に重要なので、機を逃さぬ様に、非常に割安に売られているので好きな方には又とないチャンスです。
また、多くの高級レストランは上級のワインを抱えていて、ニューヨーク州の酒販法によってレストランでの酒類販売は店内に限定されておりますが、今回の特別処置ではレストランに対して酒販制限を緩めてワイン販売の許可を出しました。 通常は各レストランが世界中から自信を持って集めてきて、酒店には出ないお店でしか飲めない貴重なワインも含めて(売上げ確保の為に)割安に販売されています。
こんな折には特に持ち帰りに最適とされるファーストフードやスタバなどのカフェも需要が大きいはずで、今までに来店しなかったお客へのアクセスにもなるチャンスです。 吉野家の牛丼割引き販売や、一部の店による施設への差し入れなどビジネスを超えた市民へのサポートであります。 ニューヨークでは無料で配られる食材や夕食用のホットフードなどが用意されている場所を作ってあります。
最近のニュースでは、ニューヨークでは動物園で飼っているトラにもコロナが感染したとのニュースが出てまいりました。 これは又次の怖い事にならなければ良いですが、語るもおそろしい畜産業に影響を与えたり、トラからリスやカラスを介して他の動物に、又は皆さんの庭で飼っているペットへでも移ったら次の大問題となります。
アメリカでは健康保険料が高い為に無保険の人が多いのはご存知と思いますが、今回のコロナウイルス関連の全ての検査や治療費は無保険者でも連邦が支払うものとなり、又、健康保険に入っている人でも自己負担分は保険会社が負担する様にとの合意を取り付け、患者負担を無くすとの発表がありました。
又、今回の件で考えさせられるのはあまりにも大きいリスクを抱える中国中心の海外依存を見直して、日本国内で生産して自国民が儲けるシステムを開発しなければいけません。
自国の中で自国民が稼いで、自国で消費する(トランプがやっている)事でプラスのスパイラルに向かいます。
今までに無かったウイルスが発生して、世界中でそれが原因の病気の為に戦っています。
ニューヨークより以前にコロナ感染が拡大して、その終息に成功したという参考になる都市が見当たりません。
次に何が起きてどんな対応をしたら良いのかも見えずに、起きた事やこれから起きる事を想像して対処している状況です。 実際に毎日の様に状況が変化して大統領や知事も作戦を変えながら対処しています。
頻繁に起こっている事が変わり、対応する最新情報があるなら、メイルでお送りするこのニュースレターに加えて、私のブログではもう少し頻繁に最新の状況をアップしておきます。 是非ニューヨークの食品スーパーや小売業が、外食産業がどんな事をしているのかキャッチして、これから日本でも起きるコロナ対策を上手に乗り切って下さい。
今回は二つのオファーとお願いがございます。
一つは、「20-3ワシントンサプライズ」を継続してやっております。
経費別の視察研修参加料は、お一人当たり$2,000.の特別料金で、最低催行人数は2人です。
このワシントン〜NYの日程は、先回のニュースでリストしたマーケットを中心にその時の最新小売業や話題に店を加えてお作りします。 コロナ問題が終了次第にいつでも開催いたします。
参加者様のご希望によってはワシントンの南側の郊外へ回って、全米有数のトップクラスのマーケットに加えて、全米最大のスーパーマーケットチェーンであるクローガーなどを視察するルートがあります。
2020年も引続き新店舗の開店予定があり、新しいアプリを使った売り方や実験店が予定されていて我々も大変楽しみにしております。
視察店舗に関しては過去の下城NYニュースの中に沢山の小売業が網羅されていて、それらを加えて変化に富んだ視察内容になります。
■□この特別プログラムは、今お申し込み頂き申込金だけを頂戴して、実際の研修日程は2020年内のご都合を後日お聞きして相談させて頂き調整致します。□■
過去には小売業経営者様の後継の方の、夏期旅行にお使い頂くなどございました。
毎年9月〜11月はピークになりますので、その間のご希望は早い時期にお決めお願い致します。
二つ目は今後の視察アレンジにお使い頂ける「特別割引ギフト券」を用意いたしました。
ご使用期限は無く、いつでもお支払いに使って頂けますが、経費にはご使用になれません。
視察研修のアテンド料とアレンジの部分でお使い頂けます。
$1,000、分を半額の$500、で販売致しております。
今回これは日本払い(4月06日現在$1、=110円換算)も可能です。
領収書はニューヨーク発行となり、その金額はインボイス上はフルプライス(割引額でなく)とする事が出来ます。
この企業様に対しては、私どもをサポートして頂けるという事で今後とも特別のサービスをさせて頂きます。
今年も複数回の日本訪問を予定しておりますので、視察のご相談に関しても、私の日本出張中のタイミングが合う限り日本でのミーティング、オリエンテーション、説明会を開催する事とします。
早めに日程を立てて頂く事で調整させて頂けますのでご相談下さい。
是非この視察研修プログラムで最新情報をキャッチして、アメリカの優良企業を目の当たりに接し、愛社精神と人間力を培いこの業界をリードするトップになって頂ける事、又、参加されるスタッフさんの感動を引出す事は間違いありません。
ご興味のある方は下城までご連絡下さい。
チャーリー下城NYC■ 4/07/2020