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ハチミツってエライ!

2020.04.11 06:50



こんにちは!


necco舎の はなこ です。




今日の話題は

ここしばらく、ちょっとハマっている?蜂蜜のこと。



私が子どもだったころ。

(かな~りかな~り昔ですが^^;)



世の中における蜂蜜のポジションは

単に「お砂糖の代わり」的なものだったように思います。




私の家でも

トーストやホットケーキにかけたり

温かい牛乳に混ぜたりするのが一般的な使い方だったのですが


食べていたのはやっぱり「美味しいから」。

(が、しかし、給食に時々出てきた小さい袋入り蜂蜜は苦手でした><)



他の甘味でもなんらモンダイないという立ち位置。




ただ

時々、口内炎が出来たりしたときに


母が「早く治るから」と

就寝前に口中には蜂蜜を塗ってくれたりすることがあって。




子ども心に

口の中に塗ったところで舐めてなくなっちゃうし

あんまり意味がないんじゃないかな?と


単なる気休め程度にしか思っていなかったのですが



実はそれがそうでもない、ということを

ここ10年くらいで、いろいろ耳にするようになりました。



多分、マヌカハニーが

日本の流通に乗ったころからではないかと思います。




で、今年のはじめごろ

何気なく手に取ったこの本。


著者は前田京子さん。


もう20年以上前に

『お風呂の愉しみ』という本で

私にせっけんの魅力を教えてくれた人です。


読んでワクワク。

「せっけんっていいじゃ~~ん!」って思ったものでした。




お名前を見て

「蜂蜜にも造詣が深かったとは!」と

ちょっと意外でしたが


よくよく考えれば

身体に余計な負担がなくて、でも身体にとっていいものを

生活の中に無理なく取り入れていくという点では同じ。



興味の対象は

当然、生きる姿勢と繋がっている、ということなのですな。




中医学的には

蜂蜜は身体を潤す代表的な食材の一つ。



私の持っている薬膳の本では

肺や腸に潤いを与える効果があり

空咳や便秘、乾燥肌の改善に効果があると書いてあります。


また、

胃腸を丈夫にして機能を高めたり、

痛みを緩和したり、

更には解毒する作用がある、とのこと。




中医学の古典『神農本草経』でも


「心腹の邪気,諸驚癇痙を主治し、また五臓を安んじ、諸々の不足を主治する。

 気を益し、中を補い、痛みを止め、毒を解し、衆病を除き、百薬を和す。

 久しく服用すると志を強くし、身を軽くし、飢えることなく、老いることもない」と


「なんでも効く万能薬」的なことが書いてありますし


古代ギリシャの医者であるヒポクラテスも

簡単に要約すれば

「蜂蜜はスゴイ!」ということを言っています。



そんな風に、

中国や古代ギリシャだけでなく

インド医学のアユルヴェーダやヨーロッパの民間療法でも


蜂蜜は昔から

薬の代わりとして使われてきた長い歴史があるようです。




エビデンスばやりの昨今、

科学的な裏付けを重視する方も多いと思いますが


・抗菌、殺菌作用

・抗酸化作用

・整腸作用

・免疫細胞の生成を促進

・抗がん作用

・体力回復効果


があることがわかっているとか。



栄養学的に見ても

ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなどなど、


身体に必要不可欠な栄養素をバランスよく含んでいる

優秀食材です。




蜂蜜は

同じ糖質でも、砂糖やでんぷんと違って


蜂の唾液に含まれている酵素によって、

既にブドウ糖と果糖に分離しているため、

エネルギーになりやすいという性質があり


食欲がないときも、

即効エネルギーチャージができます。

糖質はやがてぶどう糖に分解されますが、
それが既に行われているため身体の負担が少ないということ




単に美味しいものと思っていたら

それだけじゃなかったのね!




甘い蜂蜜は我が家の犬たちも大好き^^



糖分であることに変わりはないので

人も犬も摂り過ぎはよくないと思いますが


我が家の犬たちが元気のないときなどに

思い出したように少量与えています。



ただ、

人間でも「乳児ボツリヌス症」などの例がありますから


幼犬や免疫力の落ちている犬、

あるいは弱っている老犬などには

与えない方が安全かも。


そこは、犬たちの様子をよく見て判断する必要がありそうです。




私自身は

今流行りのコロナウィルスにも

効果が期待できるんじゃないか!と思って


最近、就寝前のひとさじが日課。



よもや喉にウィルスが付いてしまった場合に

ひとさじの蜂蜜がなんとかしてくれれば、という

期待をこめて舐めています。

山田養蜂場のサイトでも
「インフルエンザの予防にはちみつが役立つ可能性」という研究成果の紹介ページがありました。



いずれにしても

気を付けなくちゃいけないのは


加熱精製された、

いわゆるスーパーでよく見るような蜂蜜では

あまり効果が期待できない、ということ。



蜂蜜には

ジアスターゼやアミラーゼ、グルコースオキシターゼなどの

酵素が含まれていますが


酵素は加熱に弱いので、

非加熱、あるいは40度以下の低温で処理されたものである必要があります。






蜂蜜。


コロナ対策ということを置いといても

気軽に取り入れられるんじゃないでしょうか?




なにより、美味しいっていうのがいいですよね♪