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ボードゲームとRPGに関する駄文

「トラップ・コレクション」

2020.04.09 23:37

タイトル:「トラップ・コレクション」

著者:安田 均/グループSNE

出版社:富士見書房

リリース年:平成元年

ジャンル:ファンタジーRPG


文庫本サイズで富士見書房から出版されました。

「Fantasy file」という、ファンタジー系ゲームの参考書的位置づけのシリーズの一つです。


ファンタジーゲームに登場しそうな、主にダンジョン内のトラップ(罠)の数々を紹介しています。

オーソドックスな落とし穴からひと捻り加えた罠、ファンタジー世界ならではの罠など、バラエティに富んでいます。

...当時、資料の中では一番読み返したかも。(笑)

この本に載っている罠 及び 考え方は、とても参考になります。

”設定”とかが好きな方にはお勧めです。面白いですよ。


読み物としては一番活用(RPGのルールブックは除く)した本だったように記憶していますが、しかし実際のゲームで活用した記憶は残念ながらほとんどありません...。

うちのプレイヤーはわりと素直な人ばかりだったため、あまり疑心暗鬼になるような罠は仕掛け難かったというのが理由です。

...もっとアクセントとして使用しても良かったかも、と、いまになって後悔しています。


この本に載っている罠は、ダンジョン探索などでワンポイントとして設定しても良いですし、もしプレイヤー達が百戦錬磨なら罠を設置しまくってヒリヒリするような探索行に仕上げても良いでしょう。

ただ、楽しむことがゲームの目的ですので、プレイヤーがあまり罠を好まないようでしたら無理に罠を設置することはお勧めしません。仲が悪くなってしまいますよ(笑)。


TRPGのGMをなさるかたには有用な参考書だと思います。

GMをなさるかたでなくても、繰り返しで恐縮ですが”設定”とかが好きな方にはお勧めです。

読み物として普通に面白いです。

...いやぁ、誰かが苦しむお話って楽しいものなんですね。「人の不幸は蜜の味」とはよく言ったもので...(笑)。