高校生の成績の向上のために。
自身も学校最下位付近を
経験したことがありますので、
出来ない時の気持ちはとても
よく分かります。
まず、何からやっていいのか
分からないですし、だからこそ
何に取り組んでも
達成感が続かずに
モチベーションが上がらない、
だから、学校の授業にも
ついていけないから、
特に嫌な教科は寝てしまう。
あるあるかな、と思います。
私はその時どう切り抜けたのか?
簡単なことですが、
一例を上げてゆきます。
1 70%以上理解して授業を受ける
授業が分からないのを、
自分の能力のせいにしては
いけませんし、もっと悪いのは
先生のせいにすることです。
もう義務教育は終わりました。
おんぶに抱っこで勉強を
「させてもらう」ために
学校に通っているわけでは
ないことを自覚しなければ
なりません。
分からないのであれば、
予習してから授業を受けましょう。
70%くらい理解しておけば十分です。
残り30%を授業で聞くと、
目的を明確化してください。
また、それでも分からなければ
必ず先生に質問にゆきましょう。
それだけ真摯にやっていたら、
先生も「やってきた人特有のオーラ」を
見抜いてくれるでしょうし、
力になってくれるでしょう。
2 暗記事項の徹底
人のしない努力を、嬉々として
できるようになりましょう。
「今やっているこの努力は
一つ一つが人に差をつけている」
こんな風に考えるべきです。
あれもやっておこう、
これもやっておこう。
そうやって毎日取り組んでゆくと
自分の中にルーティンが
生じてきます。
暗記は、勉強時間の大部分を
しめます。そして、多くの
成績が低い人たちは、この
地道な学習を最も軽視しています。
うちの塾のトップ生もよく言います。
「まずは覚えるのが基本。
そこをサボって点がとれるわけない。」
まずはこの二つを確実にして、
授業を支配できるようになることが
先決です。
高校生は、大部分を学校で過ごし、
学校で学びますから、その時間を
無駄にした時点で成績向上から
遠退く結果となります。
まずはここからきちんとやって、
たとえば佐賀西高などでは
学年50位以内を目指しましょう。
そして、そこから先はまた
違う次元の学習が
必要となってきます。
それはすなわち、既に終了した
取りこぼした領域の学習です。
もう授業が行われないため、
ここにはかなり体力がいりますが、
受験勉強など、過去の学習の
詰めでしかないため、
いずれにしても遅かれ早かれ
向き合うことになります。
そして、向き合うなら
早いほどよいのです。
しかし、まずは目下毎日向き合う
学校の授業をなんとかしなければ
未来は開けてきません。
その授業を受けるに値すると
選ばれてその学校に
通っているのですから、
自信を持って、そして、
過信せずに、毎日の学習を
しっかり組み立ててゆきましょう。