【属性】
2020.04.10 02:23
・属性
魔力には属性が存在し、それぞれが最適なバランスを保っているとされる。
中でもヒトはそのバランスが曖昧な存在で、どれか一つの属性にほんの少し偏っているのが基本である。これは魂に由来するものだという説もあるが、詳しくは未だ解明されていない。
魔法を使う際はこの属性に大きく左右され、自属性以外の魔法を使おうとすると魔力を余計に大きく消費してしまう。自分の属性の魔法を極めるのが一般的で、属性耐性が極端な魔物討伐には異属性の複数人で行動するのが基本。
炎・水・風・地、光・闇の6属性に分かれているとされ、クラレント魔法学校では自己申告制でクラスが分けられる。
炎は地を焼き水に消され、水は炎を呑み風に運ばれ、風は水を乾かし地に吸われ、地は風を受け止め炎に喰われる──という言い伝えが昔から存在しており、炎←水←風←地←炎……という円環的属性相性が存在している。言うなれば“効果ばつぐん”と“いまひとつ”。
光属性と闇属性は共通するような魔法も多く、同属性なのではないかという説もあるが詳細は不明。
・偏属性
属性バランスは、術者が魔法を使用、または効果を受けることによって少しずつ偏っていく。
あまりに属性が偏ると死に至る。黒魔法による攻撃は“相手の属性バランスを崩すこと”が目的であり、例えば発火現象は“炎の属性に偏った”と解釈されている。このバランスを元に戻すのが白魔法であるが、理論上は白魔法をかけ続けることにより属性バランスを偏らせることも可能である。
炎に偏れば全身から発火、水に偏れば全身の融解、風に偏れば過呼吸による窒息、地に偏れば全身の砂状崩壊、光・闇に偏れば失明に加え精神崩壊、廃人化……といった危険が存在している。なお、魔物は例外のようだ。