2019-2020年 例会一覧
2019ー2020年 例会一覧
低学年部例会
2019年6月29日「100万回生きたねこ」劇団たんぽぽ
百万回生きたねこは、死んでは生き返るたびに、さまざまな人間に飼われますが、ねこはみんなが大きらい。人間たちはねこが死んだときに泣きましたが、ねこは一度も泣きません。しかし、最後に、白いねこに出会い、愛を知り家族を持ち、大切なひとを亡くしたとき、初めて悲しみを知ります。
生きるということはただ息をしているだけではない、人と関わり、自分を必要としてくれる相手を大切に思えたことで、生きる意味を感じます。子どもをとりまく悲しい事件が次々と起こる昨今、「生きる」ということを、この作品を通じて考え、子どもに伝えていきたいと思います。
2019年9月8日「エルマーの冒険」人形劇団プーク
少年エルマーは捕まったこどものりゅうを助けるため、どうぶつ島に乗り込みますが、そこには様々な困難が待ち構えています。エルマーのリュックの中身は、一見冒険に役立ちそうにないものばかりですが、エルマーはそれらを使って知恵と勇気で、困難を切り抜けていきます。
自分の夢をかなえる力、困難を乗り越える力は自分自身の中にあること、大人は子どもを信じて見守ることの大切さに気付き、夢いっぱいのエルマーの冒険を、たくさんの子ども達と一緒にワクワクしながら楽しみたいと思います。
2019年12月1日「ギャング・エイジ」劇団風の子中部
子どもが子どもらしく過ごすギャング・エイジと呼ばれる時代は、今も昔も変わらずあるはずですが、現代の子ども達は自己規制し、自分を表現しない『良い子』が多いように思います。個性が大事と言いながらも、大人が作った枠からはみ出す事を許さない雰囲気が社会の中にあるのかも知れません。
この作品の中で、子ども達は、遭遇するさまざまなトラブルや理不尽なできごとに対し、人と関わりながら、思いをぶつけ合い、成長していきます。現代の子ども達が、子どもらしくギャング・エイジを過ごすために、大人たちは何ができるのか、考え合いたいと思います。
2021年日程未定「風の子バザール」劇団風の子
世界中、人間生活のあるところ、かならずバザール(市場)があり、そこにはその国々の人々の生活が息づいています。民衆の喜び、悲しみ、楽しさ、苦しさ、いろんな思いが混ざり合いながら、活気にあふれています。そこは世界を知り、さまざまな国や民族の生活や文化を知り合う、かけがえのない貴重な場であります。
この作品を通して、世界にはいろいろな国があり、文化があり、生活があるということ、自分とは違う人種、生活習慣、宗教などがあることを知り、世界がもっと広いことを伝えたいです。そして、他者を理解し、受け入れられることが平和につながるということを肌で感じたいと思います。
高学年部例会
2019年6月1日「コロスと芝居による笑劇 ひとごろし」 前進座
スポーツでも勉強でも、強いこと、できることが評価される現代。この作品の主人公・六兵衛は、犬に吠えられても逃げてしまうような臆病者ですが、妹のために上意討ちに名乗りを上げ、正面からはかなわない相手に、自分の持てる力を生かして立ち向かっていきます。必ずしも弱いものが強いものに敵わないわけではない。困難を乗り越える力は自分自身の中にこそあるのだ、と気づいて欲しいとこの作品を選びました。みる人の想像力をかきたてる、前進座ならではの表現方法もこの作品の魅力です。
身近な仲間と、本当の強さとは何か、人それぞれに良さがあることをたくさん話し合って、例会を迎えたいと思います。
※前回の舞台より
2019年11月24日「きみはいくさに征ったけれど」秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
「消えたい」と思ったことはありますか?
家にも学校にも居場所を見つけられず、消えてしまいたいと思っている高校2年生の宮斗。時代の流れの中で、否応なく太平洋戦争に駆り出され、23歳で戦死した詩人の竹内浩三。夏休み、祖母の暮らす伊勢に行った宮斗は、その地に生まれた浩三の生き方に触れ、浩三を愛する地元の人々と関わる中で、次第に心がほぐされていきます。この作品を通して、自分の考え方次第で人生は変わっていくということ、自分らしく生きるとはどういうことだろう、と仲間と一緒に話し合いたいと思います。
日程未定「音楽劇 消えた海賊」東京アンサンブル
夢や理想を持って生きていますか?何をするのも面倒、誰かがやってくれるから自分はやらなくてもいい、少しおかしいなと思っても、誰かに任せておけばいい、と声を上げずに過ごしていませんか?